アニメやマンガは卒業していた。趣味はもっぱらPS4のゲームばかりやっており、最近のアニメはつまらない、飽きた、少年ジャンプやマガジンも面白くないとか言っていた。
2019冬アニメの記事を上げるために、放送されるアニメを全部観て、原作マンガや小説を一通り読んだのが、結論は、アニメやマンガも捨てたものじゃない、面白い作品もあるなと思った。
ふだんアニメやマンガとか見ないゲーマーの目線から、最近のアニメってけっこう面白い!という事を紹介しよう。
最近のアニメはおもしろい!
はちまなどの大手サイトで記事が上がったり、話題になってるアニメ(例:俺が好きなのは妹だけど妹じゃない等)を見て、あー最近のアニメはつまんねーなと思っているとしたら、それはすごくもったいない。
アニメは年間100作品以上放送されており、3ヶ月ごと(1クール)に新アニメが数十本始まる。
ほとんどがクソアニメや焼き増しアニメだったりするのだが、たまーにクッソ面白い名作アニメが紛れ込んでいる。
例えば、2018秋アニメだと、「ゾンビランドサガ」と「グリッドマン」これは、ふだんアニメとか見ない大人が見ても、めちゃくちゃ面白かった。一気に12話見てしまうくらいハマれる。
ゾンビランドサガ
↑こんなのありえないでしょ。見た目最悪のゾンビ少女が主人公のアイドルアニメ。もう設定やビジュアルからして受け付けない。見ようとすら思わない。よく企画通ったなと。
しかしこの作品めちゃくちゃ面白い。PS4のスパイダーマンも面白かったけど、このゾンビランドサガも甲乙つけがたいくらい面白かった。
この「ゾンビランドサガ」が2018秋の覇権アニメで、DVDやブルーレイが飛ぶように売れているとか、信じらんないでしょ。
俺もステマだと思っててスルーしてたのに、なんかAmazonレビューが300件以上とかとんでもない事になっていたので、1話だけ冷やかしのつもりで見てみたら、気づいたら12話イッキ見してた。そのくらい勢いがあった。
この作品は、クリエイター全員見るべきだし、アニメファンも見ないと損してる。そのくらい出来が良い。
SSSS. グリッドマン
グリッドマンは、ゾンビランドサガがいなかったら間違いなく2018秋の覇権アニメだった。
ウルトラマンの特撮モノと、勇者シリーズのロボットもの、ストーリーはエヴァンゲリオン、若者受けするキャラクターと、これらを全部まぜて、1つの作品として昇華させた。
とんでもないアニメで、特撮モノファンや勇者シリーズのファン、考察アニメのファン、ライトユーザーまで、全員に支持されるという化け物みたいなコンテンツに仕上がっている。
残念ながら円谷プロの意向で同人誌の委託販売が出来ず、魅力的なキャラクターの薄い本は少ないが、それくらいしか欠点がない。
この作品もふだんアニメを見ない大人が見ても楽しめる稀有なアニメ。見て損はない。すごく贅沢な作品。
インターミッション
このようにたまーにすげえ面白いアニメがある。ステマされてる作品を見て、最近のアニメってつまらないって思うのはもったいない。
ついでに、2019冬アニメで面白かったアニメを紹介しよう。
私に天使が舞い降りた!
「ゆるゆり」「うまるちゃん」「うちのメイドがうざすぎる」「NEW GAME」「ガヴリールドロップアウト」と最近ヒットアニメを連発している「動画工房」が制作する新アニメ。
原作愛に満ちあふれており、正直原作マンガは、並程度の凡作なのだが、「動画工房」と平牧大輔監督にかかったら、なんかめちゃくちゃ面白いアニメになっている。
原作がたいした事ないので、アニマエール程度くらいにか期待していなかったのに、1話を見て、あー本気で作ってるなと、びっくりした。
2019冬アニメの中で「私に天使が舞い降りた!(通称:わたてん)」第1話の感想レビュー記事だけ上げていないが、それは第1話を見て、俺より優秀な監督が作ってるのに、格下の俺がレビューするのはおこがましいと感じたからだ。何のケチもつけようがない。完璧だった。よくぞここまでといった感じ。
仕事につかれて帰ってきて癒やしが欲しい、「ゆるゆり」や「うまるちゃん」などのギャグアニメ好きには超オススメする。大人も女性も楽しめる完成度の高いアニメだ。
ケムリクサ
2019冬アニメは、あまり面白い作品がなかった。「わたてん」は面白いけどギャグアニメで、「上野さんは不器用」も良くできてるけど11分のショートアニメとなっている。
つまりライバルが少ない。
ケムリクサは、あの話題の「たつき監督」で、放送前からDVDやブルーレイが飛ぶように売れてて、カドカワがケムリクサをつぶすために「けものフレンズ2」を放送前日に当ててきたが、その第1話が声優の特番だったというしょーもないオチで勝手に自爆してくれたので、本当にライバルがいない。まさにケムリクサ1強状態。
けものフレンズ2の第1話(アニメ本編)を見たが、たつき監督の「けものフレンズ(1期)」の使い回しで、話になっていなかった。
もう2019冬の覇権アニメは「ケムリクサ」に決まったようなもので、異論があるならぜひ聞きたい。
ケムリクサの作品自体は、ナゾが多く、暗い世界観なので、万人受けはしない。しかし「けものフレンズ」だって最初はクソアニメだという評価だった。話数が進むごとにコアなファンが増えて、最終的に大ヒットした。ケムリクサもそのポテンシャルを持っている。
前も言ったが、ケムリクサは「まどマギ」ブームの再現すらあり得る。アニメファンやたつき監督の話題に乗り遅れたくない人は、ぜひ見ておこう。
(c)トマソン / 吉崎観音 / けものフレンズプロジェクト