キャサリン・フルボディが2019年2/14に発売される。
キャサリンと言えば、PS3、Xbox360で2011年2/17に発売された、お色気恋愛パズルゲームの印象が強く、PSプラスのフリープレイでだいぶ前に配信されていたのでプレイしたが、パズル要素が合わず、そのまま放置していた。
キャサリン・フルボディは、キャサリンに追加要素を入れただけのリメイク・・・そんなのいらねー、アトラスはペルソナ6早く作れよとか思っていたのだが、キャサリン・フルボディをプレイしてみると、意外な事にハマってしまった。
【2/14追記】キャサリン・フルボディ を全クリした感想、レビューはこちら(ネタバレなし)
キャサリン・フルボディ をプレイした評価、レビュー
パズルゲームだから、完全版だからとスルーするのはもったいない!
キャサリンは確かにパズルゲームで、そのせいで最後までクリアできず、せっかくの面白いストーリーが評価されていない。これはもったいない。
キャサリン・フルボディでは、ストーリーだけを楽しめるように「オートモード」(ボタン1つで自動でクリア)「セーフティーモード」(ゲームオーバーにならない)「スキップ」(押すだけでクリアになる)が追加された。パズル要素なしで、キャサリンのストーリーや恋愛要素、会話の分岐だけをアドベンチャーゲームのように楽しむ事ができる。
ストーリーが良い
ストーリーが良いゲームに外れなし。モノリスソフトの社長が「ゲームでいちばん大事なのはマップです。シナリオではありません」などと寝言を言っていたが、とんでもない勘違いで、ゲームにおいていちばん重要なのは、シナリオ(ストーリー)だ。断言していい。
マンガやアニメ、映画、ゲーム、すべてに共通する事は何だろうか。脚本だ。すべての作品の土台に、シナリオがあり、それを元に作品は作られる。
マンガを作る際は、まずネームを作る。漫才でもまずネタを作る。アニメや映画でも、まず脚本を作る。ゲームでも同じだ。
これらエンターテインメントは、魅せ方を変えただけで、実の所はシナリオを楽しむものであり、小説の活字では今の若い人たちは読まないから、マンガ化したり、アニメ化、ゲーム化して、より取っつきやすくしている。
ストーリーがダメな作品は、どうやっても名作にはなれない。エースコンバット7の会話やストーリーをおぼえているだろうか。私は全部飛ばしたが、結局そういう事だ。ストーリーがダメだと、どうやっても面白くない。
キャサリン・フルボディは、その点において非常に優れており、ストーリーが面白いので、話に没頭できる。感情移入できる。パズル要素いらないけどw
キャラクターが良い
キャサリンのキャラデザは、ペルソナ5と同じ副島成記氏。副島氏の描くキャラクターは大人っぽく色気があり、とても魅力的だ。それは海外でもペルソナ5が売れている事から明らかだろう。
副島氏は、アトラスの社員なので彼の描くキャラクターは、ペルソナシリーズやキャサリンでしか楽しむ事ができない。
世界観が良い
まるでカウボーイビバップに登場しそうなちょっと大人な雰囲気の、喫茶店ルブランを思い出すかのようなこの世界観は、スタジオゼロの橋野桂氏独特のもので、他のゲームでは味わう事ができない。
キャサリンは、ペルソナ5の開発チームが制作している
キャサリン・フルボディを語る際に外せないのが、開発の「スタジオゼロ」だ。大ヒットした「ペルソナ5」を制作した橋野桂氏率いるこのアトラスのブランドは、世界中のゲームファンが注目しており、そんな中発表されたのが、「キャサリン」のリメイクだった。
ペルソナ5は、スタイリッシュで洗練されたUIや世界観、戦闘、ストーリー、キャラクターで、多くのファンを生み出した。今だにアニメ版が放送されるなど、根強い人気を誇る。
しかしペルソナ5が2016年9/15に発売されてから、すでに2年以上が過ぎた。そろそろペルソナ6の話題が出てきそうなタイミングで、「ペルソナ・フルボディ」が発売される。
キャサリン・フルボディは、そんな「ペルソナ5シンドローム(症候群、社会現象)」のユーザーにぜひおすすめしたい。
【2/14追記】キャサリン・フルボディ を全クリした感想、レビューはこちら(ネタバレなし)
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