もうソニーと任天堂で争い合うのはやめよう。
2019年4月現在、PS4の新作ゲームはものすごく売上が減少している。スイッチも今後の目玉となるソフトが足りていない。
日本のメーカーが少ないスタッフ、開発期間で、寝る間も惜しんでゲームを作っても1万本売れない。
これは2000年代のエロゲーが衰退していた時期とそっくりだ。
当時エロゲー新作が1万本程度しか売れなくなり、エロゲー制作会社が次々と倒産していった。あの"エルフ"でさえ倒産した。
その頃より今の状況はさらにひどい。
大手のドラクエ等の人気ソフトや、海外のAAAタイトル、FPSゲームばっかり売れて、日本のゲームがまったく売れなくなってきている。格差が広がっている。
このままいくと本当に日本のゲーム業界がつぶれてしまう。
【ゲハ終戦】もうソニーと任天堂で争い合うのはやめよう
日本で家庭用ゲームが売れなくなった原因は色々あるが、あまり知られていないのは、発売前のネガキャン工作や、エロ規制による日本製ゲームつぶし、攻略サイトが企業系(エアプwithやゲームエアプ)に乗っ取られてまともな攻略サイトがなくなってしまった事だ。
日本のゲーム業界では「ゲハ」と呼ばれるソニーと任天堂、マイクロソフト、PC陣営に分かれて、お互いを侮辱し合うゲーム機版"宗教戦争"のようなものが流行っているが、こんな事をしても、ゲームは売れない。
ゲハ論争で得をするのは、はちま起稿などのお互いをあおってコメントを伸ばす系のまとめサイトだけだ。
例えば、任天堂ダンボールVRのグラフィックが悪い、ダンボールで8000円はぼったくり等、ネガキャンをするとそれを見たユーザーは、ゲームを買わなくなる。
それをやられた側の任天堂やスイッチユーザーも頭にくるから、次にPS4で発売されるAAAタイトル「デイズゴーン」はFPSが低い、様子見安定などとネガキャン合戦が始まる。
こんな事をいつまでくりかえすつもりだ。
危機感を持って欲しい
(コング ゲームソフト予約ランキングより。2019.04.20)
PS4のゲームが売れなくなってきている、スイッチの新作に期待が持てないという話に戻そう。
2019年4/25に、スイッチ版ソードアートオンライン・ホロウリアリゼ-ション(SAOホロリア)が発売される。このゲームPS4&PS Vita版が2016年10/27に発売されて、初週14万本売れた。今PS4で発売しても1万本売れないだろう。そのくらいヤバイ。
幸いな事に、最新のコング予約ランキングを見ると、SAOホロリアが1位になっている。PS4版をプレイして良いゲームだと思ったので、ぜひスイッチでも売れて欲しい。正直な気持ちだ。そこに「ゲハ」はない。
PS4 / スイッチのマルチはあまり好ましくはないが、もうそういう事を言ってる段階ではないのだ。ヤバイ。家庭用ゲーム全然売れない。格差が広がりすぎて、体力のない日本のメーカーはつぶれる可能性だってある。
その時に後悔してもおそいのだ。今から、どうすればいいか我々エンドユーザーが考えて、お互いスイッチが低スペック(笑)だとか、ゴキブリしねとか言ってないで、仲良くしろとは言わないが、どんどんゲームが売れなくなっている状況を理解して欲しい。
もうゲームをやる層は、全部スマホゲーに流れてしまっている。メインストリームはスマホゲーなのに、まだ主役だと勘違いしている家庭用ゲーム機のユーザー達が、お互いに争って売上を下げ合って喜んでいる。恐ろしい光景だ。
(c)ゲハ終戦