2018年4月20日に発売されたPS4版「ゴッドオブウォー」を実際にプレイしたので、その感想やレビューを、画像つきで分かりやすく紹介します。結論から言うと、よく出来ているのでゲーマーならマストバイです。
PS4版 ゴッドオブウォー をプレイした感想、レビュー
・不評だったゴッドオブウォー アセンションから見事なIP復活を果たした
・最近の人気ゲームをよく研究して、うまく取り入れている
1.クレイトスとアトレウスの関係は、ラストオブアスのジョエルとエリーの関係によく似ている
2.歯ごたえのある戦闘は、ダークソウルやブラッドボーンを彷彿とさせる(パリィやヒットストップ、右手の武器の交換などよく似ている)
3.アンチャーテッドのようなクライミングアクション
4.トゥームレイダーのような遺跡の謎解き(パズル要素)
・これらの要素をうまいこと取り入れて、おとし込んでいる
PC含めた、現在あるゲームの中でも最高峰のグラフィック
・美しく迫力のあるグラフィックは健在
・魔女の森のシーン(上の画像)などでは、HDR対応のディスプレイだったらもっとキレイだろうなと思わせる
・ソニーのファーストスタジオらしく、PS4、HDRの技術を最大限まで引き出している
クレイトスパパの子育て奮闘記
・今までのゴッドオブウォーシリーズは、すべて"神々への復讐"がテーマで、クレイトスが神話の神々をギッタンギッタンにするバイオレンスなアクションが売りだった
・今作は、クレイトスパパのスパルタ式子育て奮闘記とも言えるストーリーとなっている
・無愛想な殺戮マシーンクレイトスと、突如現れた(血まみれでスキンヘッドの)父親にどう接して良いのか分からない少年が、冒険を通してお互いを理解していく過程が楽しめる
・その点では、中年男性ジョエルと少女エリーが極限状態を生き抜くサバイバルアクションで600万本を売り上げた「ラストオブアス」と共通点がある
難易度は難しい(イージーもある)
・難易度が上がった
・難易度ノーマルでも敵の数が多く、敵が固い
>毒のトラップなどほぼ即死のワナがそこそこある
・序盤のボス戦などは明らかに難しい。ダクソと比べてもいい勝負
・ボスが固い。くせに火力が高い
・やられても直前からリトライできるので、そういう意味ではかんたん
ダークソウル風のバトル
・斧と素手で敵を叩き伏せる
・タイミング良く盾でガードするとパリィできる
・パリィ→致命攻撃がないので、爽快感はない
・斧で1匹を凍らせて、もう片方を素手で攻撃などテクニカルに戦える
・敵の数が多く、固いので、ゴリ押しになりがち
・戦闘はダークソウル風味と言ったが、無制限に使える飛び道具があるので、戦闘スタイルはだいぶ違う
・遠距離で斧を投げ続けるのが有効で、敵に近づく必要がない
・FOV視野角が狭く、肩越しカメラなので、ダークソウルより敵がどこにいるか分かりづらい
アトレウス
・アトレウスがいないとたおせない敵はいらなかった
・アトレウスを使うと簡単にたおせる程度のバランスで良かった。プレイの幅を狭めている
・戦闘中は、アトレウスは空気。あまり気の利いた事も言わない
・これなら2人目のNPCとして自動で戦闘に参加させた方が良かったのでは?
ボリューム
・開発者インタビューで、プレイ時間は25~35時間と発言があった
・難易度イージーで、サブクエや宝箱の回収などを全部スルーして、メインストーリーだけやれば10時間くらい?おすすめしないが
過去作との比較
上の画像は、ゴッドオブウォー3より
・ゴッドオブウォーシリーズは、全6作すべてクリアしているが、今作はゴッドオブウォーと言うより、なんか別のアクションアドベンチャーゲームをやってる感じがした
・正直に言うと、ゴッドオブウォー3のような見下ろし型視点の純粋な3Dアクションゲームの方が好みだった。GOWにはそれを求めていた
・しかしこの新しいゴッドオブウォーもゲームとしては素晴らしい出来であり、ラストオブアスが絶賛されるなら、ラスアスより戦闘が楽しいこっちはもっと評価されるんじゃないかと。外人は好きそうだなと思った
・妻の遺灰を山頂でまくというのは、旅の動機としては薄いかなと感じた
(c)SIE サンタモニカ・スタジオ / ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント