けだまのゴンジローを見た。くやしいが良いアニメだ。
ハナから疑って見ている私がフフッと笑ってしまうギャグ、脚本が良い。
構成も良い。第1話のアバン(OP前)にゴンジローの登場シーンを持ってきて(フック)、Aパートでしっかり主人公とゴンジローのなれそめを紹介する。
Bパートで学校に遅刻しそうなマコトをゴンジローが助けることで「絆」が生まれる。無事に学校に間に合ってBパート終了(カタルシス)。
Cパートではちょっと大人向けの監督が本来やりたかったであろうギャグパートが展開される。EDアニメーションは「デーモン閣下」が歌い、美麗な3DCGのダンスシーンで締める。
ケチのつけどころがない。良くできてる。
けだまのゴンジロー アニメ版を見た感想、レビュー
主人公マコトの髪の毛に寄生するゴンジロー。
ゴンジローがボケて、マコトがツッコみ役。声優の演技が光る。
子供が喜ぶ下ネタギャグが多い。
ゴンジローが赤くなった理由もきちんと描かれている。
作画も手を抜いていない。
下ネタが多い。股間から棒のようにそそり立つマスコットキャラクターなど見たことない。子供は喜ぶだろう。
けだまのゴンジローの思惑を考えると、とてもではないが応援できない
けだまのゴンジローは、SIE(ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント)が子供ユーザーを獲得するために推進していたプロジェクト「キッズの星」で、小学館のコロコロコミックとコラボして生まれたキャラクターだ。
もともと真っ黒のキャラクターで、それが黒人差別を連想させると指摘されて、赤色になった経緯がある。
そもそもこの「ゴンジロー」、PS4ユーザーからの評判がすこぶる悪い。真っ黒の見た目は、PS4ユーザーを侮辱する時に使われる言葉「ゴキブリ」を連想させる。
このキャラクターのどこに「プレイステーションらしさ」があるというのか。
プレイステーションには「トロ」という、きちんとしたマスコットキャラクターがいる。
それがなぜか気持ち悪い黒か赤かよく分からないキャラクターが、SIEを代表するマスコットキャラクターになってしまっている。納得できるわけがない。ソニーは本当にそれで良いの?
けだまのゴンジローの制作に「電通」が関与しているのもおかしい。
SIE(ソニー)が取引している広告代理店は「博報堂」だ。それがなぜか「けだまのゴンジロー」では、電通になっている。
きな臭い、うさん臭いとしか言いようがない。
ゴンジローには、SME(ソニー・ミュージックエンターテインメント)と子会社のアニプレックスも関わっている。
ソニーは妙な会社で、信じられないだろうが、SME(音楽部門、FGOなど)はSIE(ゲーム部門、PS4など)の足を引っ張ってくる。(SMEはライバル会社の任天堂に、スイッチ専用ゲームを提供している。)
小学館が関わってるのも気味が悪い。
いくら良い作品でも、「けだまのゴンジロー」が成功してしまうと、電通、SME、小学館とSIEの結びつきが強くなり、それはSIEを間違った方向に導く事になる。
電通や小学館にこれ以上、SIEに関わって欲しくない。
(c)ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント