私は、このサイトを4年運営している。このサイトは、PS4(プレイステーション4)ゲーム専用の攻略サイトで、私はいわゆるPS4(ソニー)信者だ。
しかし「目がさめてしまった」。夢からさめてしまったのだ。
PS4(ソニー)は、いくつか間違いを犯した。そして時代の流れもあった(スマホゲーの台頭)。
今回は、なぜPS4のゲームが売れなくなったのか、次世代機「PS5」はこのままだと失敗する理由を紹介する。
まず結論から言おう。PS4が犯したミスはたった1つだ。「ユーザーの意見を聞かなかったこと」
PS5が失敗する理由もたった一つだ。「PS4が売れなくなった理由を理解していないから」
PS5は確実に失敗する PS4がオワコンになった理由
PS4が売れなくなった理由① 規制問題
PS4では最近、「エロ規制」や「ポリコレ」などの表現の自由に対する挑戦とも言える、「規制」をしている。
例えば、「PS4ではパンチラすら許されない」「女性の胸が揺れる事も許されない」(スパロボの胸揺れカットシーンの規制)「胸元が開いた服を着る事すら許されない」
こんな事をやってるのは、PS4だけだ。
ここで重要なのは、ゲーマーが最も嫌う事は何か、という話だ。
そう「規制」だ。
ゲーマーは、海外版と日本版を比べて、表現が規制されていたら、わざわざ海外版を買うほど、
「規制」を嫌う。
それなのにソニーはPS4のゲームを「エロ規制」「美人規制(ポリコレ)」、さらに日本版は「グロ規制」と3つも表現を規制している。
これは異常事態だ。表現の自由に対する挑戦だ。
少年ジャンプでは、ToLOVEるなどの「お色気枠」があり、アニメでもお風呂回や水着回がある。映画でもエロとバイオレンスは常識だ。
しかしPS4では女性の肌を露出する事が許されないというのだ。
男の裸はOK!LGBTを支援するソニー
ソニーはPS4で、極端な「エロ規制」をしている中、一方で、
男の全裸シーンは積極的に支援している。頭おかしい!
先日発売された「デス・ストランディング」では、主人公のサムが事あるごとに全裸になる。
男と男のシャワーシーンや、トイレシーンまであった。吐き気をもよおす。
ちなみにデス・ストランディングを販売しているのは、ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント(SIE)だ。
実は、ソニーはLGBTを支援している。
2019年4/29に行われた渋谷で行われたオカマの祭典「東京レインボープライド」に、ソニーが協賛していた(スポンサー)。
つまりソニーは「エロ規制」「ポリコレ」「LGBT」と、過度に政治色が強くなってきており、その価値観をPS4ユーザーやゲーム開発、PS4ゲームに押しつけてきているのだ。
LGBT大変結構だ。おれはホモ気持ち悪いと思うけど、いろんな考え方があっていい。
けどそれを押しつけるなよソニー。
PS4が売れなくなった理由② SIE軽視、本社主導で迷走
2019年5/17に、ソニーとマイクロソフトの業務提携が発表された。
ソニー(PS4)とマイクロソフト(XBOX)は、ライバル企業であり、マイクロソフトがXBOXを立ち上げた理由は「キルソニー」だった。
ユーザー同士も憎み合い、それを両方の会社が煽って、ゲハ戦争が起こり、PS4信者とXBOX信者に分かれて争っていた。
なのに、ソニー本社の主導で、マイクロソフトと業務提携すると発表された。
PS4は、ソニーの子会社SIE(ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント)が経営している。
それなのに、マイクロソフトとの提携では、ソニー本社がSIEの反発を押しのけて強引に、本社主導で業務提携してしまった。
結果何が起こったか。
日本のPS4ユーザーからしてみれば、「ソニーなぜ?」と思う。正直意味が分からない。
もちろん「クラウドサーバー事業」でおくれているソニーがマイクロソフトと提携するという理屈は分かるが、今までライバル企業でバチバチやり合ってきたのに、今さら提携すると言われても、受けつけない。
SIEも同じ事を考えていたようで、この業務提携後、多くのSIEの幹部が辞めていった。SIEのトップも変わったし、吉田修平氏のようなプレイステーション初代の立ち上げに参加したレジェンドですら、役職を解任された。
SIEで派閥争いがあった事は明らかだ。ソニー(SIE)が迷走しているから、PS4(PS5)も迷走していると言われても仕方がない。
PS4が売れなくなった理由③ ソニー本社の社長は、SIEが嫌い
ソニー本社の現社長は、吉田憲一郎氏だ(上の画像の左。右側はマイクロソフトの社長)。
彼は、以前SCE(現SIE)ともめた過去がある。
吉田憲一郎氏は、PS2の時代に、ソニーの子会社であるソネット(So-net)の社長をやっており、SCE(ソニー・コンピューター・エンターテインメント)と組んで、「PS Online」というプレイステーション用のネットワークサービスを開始した。
しかしSCEは「PS Online」を切り捨てて、独自の「PS Network」を始める。
これに激怒した吉田憲一郎氏は、ソネットのマスコットキャラクターである「ポストペット」のゲームを、ライバル会社のゲーム機「ニンテンドーDS」で発売した。その時の記事も残っている。
ソネットエンタテインメントの十時裕樹取締役専務は「なぜPSPじゃないのかと多くの人が思うかもしれないが、ソニーは寛容な会社で、ユーザーの事を考えてニンテンドーDSで発売した。
ソニー(PS4)は、ユーザーの方を見てないのでは?
以上、3つほど「PS4が売れなくなった理由」を紹介した。
実は、他にもいっぱい理由がある。
・販売戦略(スケジュール)のミス
・SIEが大手ばかり優遇し、中小ゲーム開発を切り捨てた
・PS Vitaを切り捨てた(ソニーの携帯ゲーム機市場を任天堂[スイッチ]にそのまま譲った)
・インディーズを吉田修平氏がバックアップしていたのに、任天堂の功績になっている
・スマホゲームに客が流れた
・基本無料ゲームに移行できなかった(スマホゲームと同じ基本無料ゲームしか生き残る道はなかった)
しかしこれらの理由は、1つにまとめる事ができる。
「PS4が売れなくなったのは、ユーザーの意見を聞いていないから」
これがすべてだ。ソニーはPS4ユーザーの意見を聞いていない。聞いていれば、「規制」などするはずがなく、「マイクロソフトと業務提携」するはずがなく、「LGBT」を応援するはずがない。
全部ソニー本社の政治的な都合であり、PS4ユーザーは望んでいない。
だから私は、「PS4はオワコンだ」と言っている。
PS5においても、同じ事が言える。PS5本体価格は5~6万円するそうだが、今のソニーにそんなお金を払う価値があるだろうか。
一度PSユーザーが、「NO!」と言わない限り、ソニーは間違いに気づかない。
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