2017年12月7日に発売した「龍が如く 極2」の製品版を実際にプレイした感想、前作との違い、 ロード時間、アクション、ゲームの難易度などを、ただほめるだけではなく、良いところも悪いところも含めて、画像つきで分かりやすく紹介します。
龍が如く 極2 をプレイした感想、レビュー
龍が如く2(PS2版)との違い
・龍が如く6(PS4)のゲームエンジンを使用しているのでグラフィックが数段アップした
・新エピソード「真島吾朗の真実」追加
・新・クランクリエイター
・新・水商売アイランド
・グラビア撮影スタジオ
・ゲーム内のゲーセンで「ヴァーチャロン」「トイレッツ」などが遊べる
・街のエリアごとのロードがなくなり、完全にシームレスになった
ストーリーが良い
・前作をプレイしていなくても特に問題はなく、ストーリーに感情移入できる
・シナリオ脚本は、2005年に発売された初代「龍が如く」から一貫して、横山昌義氏が書いており、安定感があり重厚なストーリーとなっている
・リメイク元の「龍が如く2」は、プロの小説家"馳星周"氏が監修しており、シナリオに2人使っている事からも脚本を重視している事が分かる
テクスチャ、3Dモデリング
・実際に存在する芸能人の顔をキャプチャした3Dモデリングのキャラクター等が登場し、物語に説得力をもたらしている
・街の作り込みは圧巻の一言。見て回るだけで楽しめる
・国産ゲームでは最高峰のグラフィック
ボリューム
・全16章
>1章1時間くらい(より道なし)
・追加エピソード「真島吾朗の真実」は、全3章でクリアまで2時間
・クランクリエイターや水商売アイランドなど、よくできたミニゲームが多数収録されており、本編以外にも遊べる要素が多い
ムービーゲー
・ゲーム開始から20分以上ムービーが流れる
・ほぼすべてリアルタイムレンダリング(ゲーム内の3Dモデルを動かして、ゲーム内の実機で再生するイベントシーンの事)
ロード時間
・シーンの切替時に、ロード時間10~20秒
・第1章ではロード回数は少ないが、第2章に入ると増えてくる
ユーザーインターフェース
・フレームレートは、30fps。アクションゲームで30fpsはきびしい
・オートセーブじゃないのでテンポが悪い
・メニュー画面などのUIはこなれている
アクション
・龍が如くシリーズは大手のセガが作っている10年以上続いている人気作品なので、アクション部分に関しては非常に出来が良い
・連打いわゆるガチャプレイでも遊べて、バトルスキルなどの技を使えばどんどん上達していける
ボイス
・フルボイスではない
・ムービーシーンはフルボイスだが、街なかでの会話等は画面下にテキストで表示される
難易度
・難易度はいつでも変更可能
初心者への配慮
・目的地は、画面左下のミニマップ上にピンク色で表示され、さらに一定時間立ち止まっていると、桐生一馬が目的地を教えてくれる
・戦闘やスキルのチュートリアルでは、自動で装備画面に移動するなど、とても分かりやすい
・ゲーム序盤からチュートリアルが続くのではなく、プレイしながら段階的におぼえられるよう、ストーリーのジャマにならないよう上手く設計されている
ヤクザゲー
・組長とかメンツとかヤクザとかそんな話なのでシナリオは好き嫌いが分かれる
DLC、特典
・ゲーム内のミニゲーム「クランクリエイター」用のDLCアイテムが13種類配信中
・500~900円と高い
・課金すると強くなるP2W方式(海外ではEAがバトフロ2で炎上中)。SR、Rなどと射幸心を煽っているのも気になる
・限定版は通常版より3000円高いが、ダウンロード版の限定版は、3000円の価値があるとは思えない
龍が如く 極2は、2006年に発売されたPS2「龍が如く2」のリメイク作品で、グラフィックをPS4の最新技術で向上させて、新シナリオなどの多数の要素を追加したリメイク完全版といった内容となっている。数時間遊んだ感想としては、やっぱりおもしろいなと、アクションゲームの雄SEGAが作っているので、非常に安定感があり、ストーリーも良いので、ほとんどのプレイヤーにおすすめできる。
30fpsとフレームレートが低いのがすごい気になるが、一般人はそんなの気にならないかもしれない。しかしアクションゲームなのでやっぱり60fpsにして欲しかったなと思う。まあダークソウル3も30fpsだったので、言われなければ気づかないのかもしれない。
(c)SEGA / セガゲームス・第一CS研究開発部(龍が如くスタジオ)