2019年1/6の深夜に放送された「上野さんは不器用」アニメ版を見た。
原作を超えた素晴らしい映像(アニメ)化だった。
11分と時間が短いこと以外、文句のつけようがない。
アニメ版 上野さんは不器用 は原作を超えた!
原作再現しつつ、さらに+αで作品の完成度が高まっている
原作を完全再現
上野さんは不器用のアニメ版は、原作マンガ版(ヤングアニマルでtugeneko氏により連載中)を完全に再現しつつ、さらに追加のセリフやカットシーンを入れて完成度が高まっている。
原作マンガのファンや、アニメ版からの新規も、どちらも納得のすばらしい映像化だった。
原作マンガ版にはなかったセリフやシーン
原作マンガ版は、ギャグ漫画でページ数が限られる。その中で上手く話を伝えるために、どうしてもカットする必要があるコマ(シーン)がある。
アニメ版では、原作マンガ版を完全に再現しつつも、さらにマンガ版にはなかった、新たな追加シーンやセリフを入れることによって、より作品としての完成度を高めている。
マンガ版とまったく同じでは、何の価値もない。それならマンガ版を読んだ方が早い。
なぜアニメ版を見るか、と考えた時、アニメ版の独自性(オリジナリティ)が必要になる。
それは、上野さんが動くこと(アニメーション)だったり、上野さんがしゃべること、そしてアニメ版監督の新たな解釈、構成、演出だったりする。
例を挙げるなら、上の画像のシーンだ。上野さんが田中におしっこを飲めとせまるシーンだが、アニメ版では原作マンガ版にはなかった、上野さんが歩いて田中にジリジリ近づき飲むようせまるシーンがある。上野さんが「歩く」アニメーションシーンで、アニメ化した利点が発揮されている。マンガ版では再現できないシーンだ。
短い
dアニメストアで見たのだが、第1話は11分30秒だった。
これは短い。通常のアニメでも1話30分だと短く感じるので、11分なんて余韻にひたる暇もない。
ここがアニメ版「上野さんは不器用」の唯一の不満点だ。
ギャグアニメ枠で、さらに原作マンガ版もそんなに1話がボリュームがあるわけではないので、11分がクオリティを維持するギリギリなのかもしれないが、やはりコンテンツとして「短く」感じる。
(c)レスプリ / tugeneko / ヤングアニマル・白泉社 / 上野さんは不器用製作委員会