2019年12/5に、PS4(PSVR)で「初音ミクVR」が発売される。
そのプロモーションビデオを見て、コレジャナイと思った。
私は、MMDや初音ミク プロジェクトディーバ・フューチャートーンを3日に1回は起動しており、
いわゆるミクキチ(熱狂的な初音ミクファン)なのだが、「初音ミクVR」を見て、
「違う、そうじゃない」「その初音ミクじゃない」と怒りで打ち震えた。
初音ミクVRの感想、レビュー
「初音ミクVR」の3Dモデル
初音ミクは、製作者によりさまざまな3Dモデル(キャラクターデザイン)が公開されている。
例えば私は、セガが作った「プロジェクトディーバ・フューチャートーン」(PDAFT)版の初音ミクの3Dモデルが大好きなのだが、というかそれを初音ミクだと認識している。
MMDでも、PDAFT版の初音ミクで楽しんでいる。それ以外の製作者の初音ミクには、興味がない。
セガ制作 プロジェクトディーバ・フューチャートーンの初音ミク(PDAFT)
セガもその「3Dモデルの強み」(アイデンティティ)を分かっており、セガは多数の「初音ミク」のゲームを発売しているが、ほぼ一貫して、同じ初音ミクの3Dモデルを使っている。
つまり「ブランディング」しているという事だ。
いろいろな初音ミクの3Dモデル
Lat式
あざとい、Lat式ミク。
あぴみく
かわいさ重視の、あぴみく。
「初音ミクVR」の3Dモデル
話を戻そう。初音ミクVRの3Dモデルは、おそらく一般人が制作したモデルを使用してると思われるが、
開発は、いろいろな初音ミクがいる事をちゃんと調べて、この3Dモデルを選んだのか。
なにかこだわりを持って、このミクの3Dモデルにしたのか。
初音ミクは、3Dモデルの製作者ごとにファンがおり(○○式と呼ばれる)、そのようなMMD文化を分かって、このゲームを作ったのか。
俺にはそう思えなかった。
開発が本当に初音ミクが好きなら、こんな3Dモデルは使わないはずだ。
てきとうにPSVRで初音ミクのゲーム出しました。そんな「にわか」が作ってるように、俺には見えた。
だって本当に初音ミクが好きで、VRでも初音ミクが見たい!と言うのなら、3Dモデルに手を抜けるはずがない。
MMDをやってる人なら分かると思うが、初音ミクというだけで、数千体の3Dモデルが公開されている。
その中から、1つ1つチェックして、自分の好みの「初音ミク」を探す。
その情熱が、「初音ミクVR」には決定的に足りていない。
(c)初音ミクVR