スイッチで2019年秋に発売されるドラゴンクエスト11S が、完全版商法だと炎上している。
しかし海外ではより深刻なようだ。
ドラクエ11の海外版は、2018年9/4にPS4とPC(Steam)で発売された。内容は、日本版に英語ボイスを追加したのみ。
その発売から半年も経っていない2019年2/14に、スイッチで完全版が発売されると発表された。
当然、海外版ドラクエ11を買ったユーザーは怒り心頭で「オーケストラBGMなんてアプデで追加できるはず」「なんで追加シナリオ最初から入れてないの?」と、海外フォーラムで炎上中だ。
ドラクエ11S 完全版 海外でも炎上中www
Kouriozan氏:PS4版にオーケストラBGMをアップデートで追加できない理由はなんですか?
asd0202氏:スイッチ版の追加要素を、PS4版にDLCとして提供できなかった理由は?
Xacillin氏:逆に考えてみるといい。スマブラスペシャル完全版がPS4だけに追加要素つきで発売されて、スイッチのユーザーは怒りませんか?
Phantom Thief氏:私たちは「不完全版」を買わされました。追加要素をDLCで既存のユーザーに提供しないことは、恥ずべき事だと思います。
Papercuts氏:ドラクエ11のBGMだけが不満だった(海外ではMIDI音源は不評)。オーケストラ録音されたBGMが存在するなら、なぜ最初から入れなかったのか。作品の評価を下げるだけだ。
Brawly Likes to Brawl氏:スイッチ版以外のユーザーは、独占的な追加ストーリーとオーケストラBGMを楽しめません。これは大きな問題です。
AztecComplex氏:PS4版にもDLCで配信して下さい。無料で配信しろとは言いません。完全版にアップグレードするために支払うオプションを追加して下さい。
スイッチ版ドラクエ11S 海外版は、タイトルに「完全版」と書かれてた!
海外版のドラクエ11S のタイトルは、DRAGON QUEST XI S: Echoes of an Elusive Age - Definitive Edition
Definitive Edition とは、完全版(決定版)という意味。
販売は、スクエニではなく任天堂になっており、任天堂からお金をもらってスクエニが開発した事が分かる。
つまり任天堂からお金をもらってやってるので、PS4版にスイッチ版の追加要素をDLCで配信する可能性は低い。
任天堂はもちろん悪いが、こんな独占契約を認めたスクエニも悪い。
ドラクエ11は、海外評価高かった
ドラゴンクエストは日本国内では圧倒的人気を誇るが、海外ではあまり人気がない。しかしドラクエ11は、DICEのゲームオブザイヤーRPG部門を受賞するなど海外評価が高く、海外の売れ行きは過去最高だった。
それ故に、今回のスイッチの「ドラクエ11S」完全版のニュースで、ブレーキがかかる形となった。
せっかく海外でもうまくいってたのに、海外展開すててまで、PS4ユーザーを全員敵に回してまで、スイッチに完全版を出す意味が分からない。正気とは思えない。
(c)スクウェア・エニックス