2019年11/11。ヤフートップで「ゲーセンの店舗数が2万6000から、4000店に激減!」というニュースが報道された。
これを見て「妥当かな。時代の流れだな」と思った。
私は以前、ゲームセンターの店員をやっており、今はこのサイト(ゲーム攻略サイト)を運営している。
いちゲーマー、元ゲーセン店員として、なぜゲーセンが潰れているのかを、分かりやすく紹介する。
結論から言おう。なぜゲーセンがつぶれているか。これには主に3つ理由がある。
①ゲーセンユーザーがスマホゲーに流れた
②家庭用ゲーム機が進化して、ゲーセンと同じ事ができるようになった
③家で、ネット対戦できるようになった
つまり家で、スマホで、ゲーセンと同じ事ができるようになり、わざわざゲーセンまで行く必要がなくなったのだ。
元ゲーセン店員が語る ゲーセンがオワコンになった理由
私は複数のゲームセンターで計2年ほど働いていた。客としてゲーセンにもよく通っていた。
多くのゲームセンターは、大きく分けて3フロアあり、「UFOキャッチャーなどのプライズコーナー」「競馬ゲームやスロットなどのコインゲームコーナー」「対戦ゲームなどのビデオゲームコーナー」
これらはどれも客層が違う。
UFOキャッチャーやプリクラなど:ウェイ勢、リア充、カップル、若い人
競馬ゲームやコインゲーム:1日中ゲーセンにいるような居場所がない人たち
対戦ゲームコーナー:ゲーマー、たまにリア充、ヤンキー
このうちのリア充(オタクではない一般人)やカップル、若い人たちが、まず「スマホゲー」に流れた。
次に、どこにも居場所がなく、パチンコ屋に行くお金もない人たちは、ゲーセンの「コインゲームコーナー」に1日中いたが、この人たちも「スマホゲー」に流れた。
最後に「鉄拳7」や「ヴァーチャファイター」などの対戦ゲームのガチ勢たちが、ビデオゲームコーナーの常連客だったが、この人たちが、家庭用ゲーム機(PS4)で、家で無料で朝から夜まで、対戦ゲームができる事に気がついて、「家庭用ゲーム機」に流れた。
つまりゲームセンターに行く理由がなくなったのだ。
今もゲーセンにいる人たちは、申し訳ないけれど、時代に取り残された古い地球人よ。
次にオワコン化するコンテンツ
PS4(プレイステーション4):1本8000円払ってゲームを買う時代は終わった。今後も客がスマホゲーに流れ続ける。今の状況は、2001年ごろのエロゲー衰退期とよく似てる。
ゲームショップ:ゲームを店で買う時代は終わった。ダウンロード版に移行している。そもそも家庭用ゲームがオワコン化しつつある。
本屋:ネットで漫画や雑誌が読み放題の時代がきた。それでも紙媒体で読みたいというヘンクツな人もいるが、一度Kindleなどのネット本サービスを利用して、その便利さに気づいてしまったら、もう本屋に行く事はない。地図ですら、今はスマホのグーグルマップがある。
漫画喫茶:ネットカフェは残るが、純粋な漫画喫茶は需要がない。スマホで、家で、漫画読み放題の時代に、わざわざお金を払って漫画喫茶に行く理由がない。
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