(上の画像は、どろろの百鬼丸役の鈴木拡樹氏)
どろろ 声優トークショーより(2018年12/15開催)
司会: 1話、2話声が無いなんて、どういう事なんですか?
鈴木拡樹氏: 僕も台本見て、どういう事なんだろう?って思いました
司会: 思いますよね?1話、2話声がでていないという事で・・・。今後も、話さないのが続くのなら、声の演出:鈴木拡樹ってサギになりますからね!
鈴木: そうですね…。それはちょっと避けたいと思いますんで…。
アニメ版 どろろ 百鬼丸はしゃべらない?
声優の演技はどうか
百鬼丸役 鈴木拡樹氏
百鬼丸役の鈴木拡樹氏の演技は、ぶっちゃけて"棒読み"だ。誰が聞いても、彼の演技がうまいとは思わない。
鈴木拡樹氏は、百鬼丸が声優初挑戦で、元々舞台の「どろろ」の百鬼丸役をやる関係で、アニメ版の声優もやる事になった。つまりアニメの本職の声優ではない。
あえて素人を使うキャスティングは、ジブリなどもよく使うが、残念なことに鈴木氏の声の演技は素人レベルだった。
収録も、どろろ役の鈴木梨央氏(13才)と別撮りで、12/15の先行上映会の前日に初めてキャスト同士が会ったというくらいだから、演技の中身について期待する方がムリだろう。これをアニメ業界で通称"抜き撮り"と呼ぶ。
抜き撮りとは
抜き撮りとは、声優の声収録(アフレコ)で、通常声優たちが1ヶ所に集まって声を合わせて収録していくが、スケジュールの都合などで来れない場合、1人で声の収録(アフレコ)を行うこと。
大物声優などは忙しいので、抜き撮りの場合がある。しかし鈴木拡樹氏は、声優初挑戦なのに「抜き撮り」ってどうなのって話。
どろろ役 鈴木梨央氏(13才)
鈴木梨央氏は、本来ドラマや映画などで子役として活躍している。こちらもアニメの声優は初挑戦となる。
アニメ版を見た限りでは、どろろ役の演技はとても好感が持てた。それは私がロリコンだからというわけではなく、「恥ずかしい」とか「たかがアニメ」とかそういう気持ちではなく、一生懸命やろうと演技を通して伝わってきたからだ。
12/15のトークショーでも、壇上でどろろ役の声マネをして「兄貴ぃ、やっぱかっけーなー」と、アドリブで会場を沸かせた。百鬼丸役の鈴木拡樹氏は、それに対して「おおぅ」とリアクションするだけだった。このワンシーンだけでも、役に対する思い入れが、この13歳の少女と鈴木拡樹氏で差があるなと感じた。
13歳の少女が人前でアニメの役になりきってセリフを言うなど、しかも元々俳優さんなのに、なかなかできるものではない。
鈴木拡樹氏が本当に百鬼丸の役に入れ込んでいるのなら、あのアドリブの時に百鬼丸になりきって返事をしたはず。しかしそれができなかった。
公式PVでも、百鬼丸役の鈴木拡樹氏は一言も使われていない。棒読みだとバレるからだ。どろろ役の鈴木梨央氏は公式PVでも使われている↓
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