デモンエクスマキナ がスイッチで発売されると聞いて、正直ビビってた。
アーマードコアの最新作「アーマードコア VD」は、2013年にPS3 / XBOX360で発売されて、すでに6年が経つ。PS4でアーマードコアは出てないのだ。
そこに2018年のE3で任天堂が、「実質AC アーマードコア開発者の佃健一郎が手がける完全新作デモンエクスマキナがスイッチで発売決定!」なんて言ったから、フロム信者でACが好きな俺は、汗ダラダラだった。なんでスイッチやねん!って感じだった。
けれどデモンエクスマキナの体験版を見て、「あー良かった!」って思った。クソゲーじゃんw
デモンエクスマキナ をプレイした評価、レビュー
アーマードコアファンがプレイしたいのは、これじゃない!
デモンエクスマキナを見てすぐ思ったのは、「何かフワフワしてる」だった。アーマードコア(以下、ACと略)シリーズのロボットの重厚感が感じられない。
デモンエクスマキナは、空を無限に飛び続けてヘリコプターのように平行移動できる。音も軽いし、敵はただの的。全体的に安っぽい。
アーマードコアは歩くだけで楽しくて、ガシンガシンとロボットを動かす楽しみがあった。飛ぶのも大変で、ロボット全体の重量や軽い武器にしぼって、やっと自由に飛べた。そういうカスタマイズの試行錯誤が楽しかった。
デモンエクスマキナは最初からマイクラのゴッドモードのように飛び続ける事ができる。そこにカタルシスはない。
スイッチコントローラーでアーマードコアは無理w
アーマードコアは、PSコントローラーでもボタンが足りなくて、モンハン持ちどころか全ボタンを同時に押しながら戦う。そんな操作を求められた。
PSコントローラーよりボタンが少なく、ボタンが小さい、スティックも小さいスイッチでまともに操作できるはずがなく、「デモンエクスマキナ」のボタン配置はたいへんな事になっている(上の画像)。
フレームレートが低い
海外勢によるデモンエクスマキナのフレームレート検証動画が公開されている。
それによると、戦闘中やステージ移動中のフレームレートは、20fpsしかない。これはアクションゲームで致命的だ。20fpsを擁護できる人はいないだろう。
開発は悪くない。スイッチの性能が足りてないだけだ。
フレームレートが低いと、紙芝居のようにカクカクしながらプレイする事になる。これはフラストレーション(不満)がたまる。
アクションゲームのfpsは最低でも30fpsほしい。60fpsあれば快適にプレイできる。VR専用ゲームでは、90fps以上ないと酔う。フレームレートは、ゲーム機(PC)の性能に依存する。
グラフィックは、PS2レベルw
(PS2 アーマードコア・ラストレイブン 2005年発売)
グラフィックは、PS2の頃のアーマードコアと同じレベルか、それ以下。PS2のアーマードコアは、60fpsだったので、アクションゲームとしてどちらが快適にプレイできるか、完成度が高いか、比較するまでもない。
デモンエクスマキナは、15年前のアーマードコアにすら劣っている。
ブースターじゃなくてスタミナw
デモンエクスマキナでは、スラスター容量の事を「スタミナ」と呼ぶ。
ロボットなのにスタミナってw
ZOEっぽい
デモンエクスマキナは、任天堂や大手ゲームサイトが「実質AC アーマードコアの佃健二郎が作った!」などと、フロムソフトウェアのアーマードコアファン(PS信者)を狙い撃ちするような宣伝をしていたが、実際の中身は全然ちがった。こんなのアーマードコアじゃない!
デモンエクスマキナは、ZOEっぽい。最初から「アーマードコア」とか言わなくて、スイッチの新作ロボットゲームと宣伝していれば、アーマードコアのような偉大なロボットゲームと比較されずに済んだのに、もったいない。
アーマードコアシリーズまとめ 進化の軌跡
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【編集後記】
フロムそろそろ「本物のアーマードコア」を出してくれないかな。デラシネやセキロウよりAC遊びたい。国内初週10万本くらいは売れると思うんだけど。ACVみたいなネットゲーはやめてね。ミッション(1人プレイ)を充実させて。
(c)カプコン