(管理人が映画館でもらったポストカードと、1500円で買ったパンフレット)
2021年3/9。記事がえらい伸びてたので、映画『シン・エヴァンゲリオン』を実際に映画館に行って観てきた。
「ケンケン」や「シンジがマリを選ぶ」など否定的な情報を聞いていたので、
叩いてやろう!と思って見に行った。
けど結論から言うと、めっちゃ良い映画だった。
批判してるのが恥ずかしくなった。「帰ったらすぐ記事書き直さないとな」と反省しながら見てた。
ぶっちゃけ俺が今まで見た映画の中で5本の指に入る。アニメ映画の中では最近では1番おもしろかった。
旧劇場版よりおもしろい。俺のアニメオタク人生にかけて誓ったっていい。日本のアニメ映画の歴史に残る傑作。
この素晴らしい映画を批判してる俺恥ずかしいなと思った。制作に申し訳ないなーと思いながら見てた。
実際に見てきたエピソード
シンエヴァは、上映時間が2時間35分ある。
普通の映画だったら、スタッフロールが流れだしたら一部の客は帰りだすが、シンエヴァは誰1人として席を立たなかった。みんな最後まで見てた。
これがシンエヴァの評価だと思う。
【炎上】シンエヴァ 批判するのもうやめる!俺が間違ってた!ほんとすんません!めっちゃいい映画
ケンケンとアスカが肉体関係はウソ
(右側の小さいやつが全員もらえるアスカのポストカード。中にはエヴァ用語一覧がある)
まず「ケンケン」について、実際に映画見てきたけど、あれデマだったw
5chで「アスカとケンケンが肉体関係」とかスレが伸びまくってるけど、あれ間違ってる。俺もだまされて記事上げちゃったけど、全然違った。ほんと申し訳ない!
まず『シン・エヴァンゲリオン』で一番セリフが多く優遇されているキャラは「アスカ」だ。
映画を見るともらえるポストカードの表紙もアスカだし、シンジの面倒を見るのもアスカだ。口は悪いが、アスカは常にシンジの事を心配している。
だから制作、庵野監督がアスカを軽視しているという事実はない。むしろ一番優遇されている。
そして「ケンスケの前で裸で歩いていた」というのは、これは事実だ。
けどこれ実際に映画で見ると、全然意味合いが違う。
思い出してほしいんだけど、アスカってシンジと一緒に暮らしてた時も、全裸で台所に走ってきたり、パンツ一丁でうろつき回ったり、シンジの布団に入り込んだりしてた。
それを一緒に暮らしてるケンスケの家でも、同じようにしてるだけなのだ。
つまり、アスカはいつも通りであり、確かにケンスケの家でパンツ1丁でほぼ全裸で1日中過ごしていたが、そもそもアスカってそんな奴じゃんw
それを忘れてた。
旧劇場版でも、アスカは全裸でお風呂入ってネルフ職員ガン見してた。それをケンスケの家でもやってるだけ。つまり「お色気枠」だw
アスカとケンスケの関係は?
結論から言うと、アスカはケンスケに好意はあると思う。
けど恋人同士とか肉体関係とか、そういうのは一切なかった。
シンジが最後にアスカに会った時に「ケンスケによろしく」と言うのは、「第三村でケンスケにお世話になった。アスカはケンスケと一緒にいる方がいいよ」くらいのニュアンスで、
「ケンスケによろしく」=ケンスケとアスカが恋人確定とかそういう話ではなかった。
むしろアスカはいつも通り、ひどい目にあいまくっており(ゲンドウに乗っ取られるなど)、ケンスケとイチャラブ展開とかそういうのはなかった。
つまり【アスカxケンスケ】カップリングで肉体関係がある、恋人同士なんて事実はない。
アスカはケンスケに好意がある
「アスカはケンスケに好意がある」というのは、アスカは第三村に住んでいるが仕事もせず、村にも住んでおらず、村外れの変人のケンスケの家に転がり込んでいた、というのが真相だ。
14年間アスカは働きもせず、ケンスケのヒモになって暮らしていた。それで好意がなかったら、逆に驚くw
つまりネットで、5chで言われてる事とは全然話が違った。
俺もだまされて「よくも俺のアスカをーケンケンめー」とか言ってたけど、ほんとだまされた。やっぱお互いの主張、実際に見てみないと本当の事は分からないと思った。
ほんと叩いてしまってすんませんでした!素晴らしい映画です。20年ぶりに映画館行ったけど、行ってよかったな、「見てよかった」って思った。
別にみんなに「見に行け」「実際に見ないと分からない!」とか言うつもりはない。
これは誰が見ても分かる傑作映画だから、時間が経てば誤解が解けて必ず評価される。
ネット配信で見れるなら何回でも見たいと思うもん。
旧劇場版が好きな懐古厨のおっさんで、マリが大嫌いで、ケンケン(笑)とか叩くつもりで見に行った俺が、見事返り討ちにあったw
そんな映画。
【追記】シンジがマリを選んだ件は?
これはーw賛否両論あると思う。
ぶっちゃけ、マリが【アスカポジション】(ピンチの時にかけつけて使徒を一掃する役割)になっており、エンディングでは大人になったシンジとマリが恋人同士のようになっている。
近くでは、レイとカヲルがイチャついている。
これはレイのファンや、マリが嫌いな人にとっては受け入れられないかもしれない。
ただ映画全体を見ると、「アスカがケンスケの元に行った」(ケンスケはアスカを14年間面倒見ており、それでケンスケ捨てて、シンジの所にくるのも妙な話だと思う)
「レイ=ユイ」(マザコン、近親相姦になる)で消去法で、
シンジのお相手がマリになった可能性はある。
しかしマリってそもそもTV版(原作)にいなかったわけだから、なんで後出しキャラが【正妻ポジション】なのって疑問はある。
けどその1点で、『シンエヴァ』の作品としての評価が下がる事はない。
エンディングやラストがちょっと強引だったかなとは思う。
(c)カラー