2021年3/8。映画『シン・エヴァンゲリオン』が公開された。劇中で使用された専門用語を、映画本編を見て調べたので紹介する。
【3/11追記】記事を全部書き直しました。めっちゃ自信あります😤
【ネタバレ】シンエヴァ専門用語まとめ
シン・エヴァ劇場版の小冊子に掲載された専門用語一覧
映画館でもらえる小冊子に記載された専門用語を、解説つきでまとめた。
※『シンエヴァ』は、6つのパートに分かれて制作されている。
-アバン1:映画冒頭のパリ市街戦(Amazonプライムの12分冒頭で視聴できるやつ)
-アバン2:メインタイトル表示からケンスケが車で迎えに来るまで
-Aパート:第三村
-Bパート:シンジが戦艦ヴンダーに戻って、ネルフ本部攻撃までの【決戦前夜】の様子
-Cパート:戦艦ヴンダーが南極のネルフ本部に突入し、シンジが初号機で発進するまで
-Dパート:ラストバトル
-エンディング:宇部新川駅
-スタッフロール
※アバン(タイトル)とは業界用語で、オープニングの前に流す映像のこと。
シンエヴァ用語集まとめ
アバン1(パリ市街戦)
-エヴァ正規実用型(ヴィレカスタム)8号機β・臨時戦闘形態:パーツが足りないので腕なしで使徒と戦っていた8号機。マリの乗機。ピンク色の機体で、黄色の腕。映画のパンフレットに設定画あり。
-DSRV:「深海救難艇」の事。汚染されたパリ市街にリツコたちが降りる時に乗っていた。
-ユーロネルフ第1号封印柱:汚染されてしまったパリ市街を復旧させるために使った施設。アンチLシステムが搭載されている。
-アンチLシステム:リツコが使ってたやつ。「L結界密度」が濃ゆいと人間(リリン)は耐えられずに破裂してLCLになる(パシャッ)。それを防ぐシステム。
-エヴァ・マーク44A:敵のネルフが使っていた航空特化タイプのエヴァ。「フォーツーエー」と読む。
-エヴァ・マーク4444C:エヴァの軍事転用を禁止したバチカン条約違反の陽電子砲装備のエヴァ。大砲撃ってたやつ。
-エヴァ・マーク44B:電力を集めてたやつ。
Aパート(第三村)
-クレーディト:ヴィレの下部組織。サードインパクトで生き延びた人々を支援している。
-DSSチョーカー:人類の碇シンジに対する保険。首輪型爆弾。葛城ミサトにより起爆できる。Q本編で、カヲルが自分に着けて起爆した。カヲルは着けたり外したりしていた。
-ネルフ第2支部N109棟跡:第三村の外れにある。ケンスケの家から家出したシンジが住んでいたネルフの廃墟。釣りの名所。黒綾波がしんだ場所。
-相補性L結界浄化無効阻止装置:ヴィレが開発。第三村を汚染やハイカイから守る結界型の装置。
-ハイカイ:第三村の外にいる首なしエヴァ。ずっと埋まっていたがサードインパクト後に出現した。特に攻撃的ではない。
-アヤナミタイプ・ナンバー6:通称、黒綾波(黒レイ)、そっくりさん。綾波レイのクローン。アスカによると「綾波タイプの初期ロット」。
Bパート(戦艦ヴンダーにて、決戦前夜)
-アドバンスド・アヤナミシリーズ:冬月によると「彼女らには罪がなく、人間が神性を求めて傲慢になった結果だ」
-深々度ダイブ用耐圧試作プラグスーツ:ネルフ突入時に、アスカとマリが着ていた白いプラグスーツ。
-ヤマト作戦:『フォースインパクト』を止めるための、ヴィレの作戦。旧南極爆心地にあるネルフ本部を強襲して、13号機を破壊するのが目的。
-AAAヴンダー(former NHG Buβe):旧NHGヴーセ。槍となる脊髄を搭載した神の力を持つ戦艦。
-無人式全自動型の方舟(AAAヴンダー):あらゆる生命を種の保存・守護のための半永久稼働可能な無人式全自動型戦艦が、『AAAヴンダー』の本来の姿。加持リョウジの計画では、人類の種の存続は重要ではなく、『人類補完計画』の巻き添えで消えてしまう多様な生命体を地球圏外に避難させる。そのために、ネルフで建造中だった『AAAヴンダー』を加持が強奪した。ミサトは、ネルフ殲滅のために船を使っている(動画1時間ごろ)。
Cパート(ネルフ本部突入)
-黒き月:ファーストインパクトで地球に落ちたリリスの卵の事。『黒き月』の上に、ネルフ本部があった。黒き月=ジオフロント=ガフの部屋
-L5:L5点。ラグランジュポイント。天体力学用語。ネルフ本部がある南極上空の事を、日向マコトは「L5」地点と呼んでいた。
-L結界境界面:旧南極爆心地跡にある、生命を阻むエリア。アンチLシステムと、加持リョウジのデータのおかげで進めた。
-NHG Erlosung(NHG-***2)「エアレーズング」:L結界境界面で、戦艦「AAAヴンダー」を襲ってきた、ネルフの黒い戦艦。同型艦だが、火力は上。リツコと冬月は『2番艦』と呼んでいた。
-NHG Erbsunde(NHG-***3)「エルブズュンデ」:L結界境界面で、待ち伏せていた戦艦。挟み撃ちしてきたので、ミサトは戦艦ごと体当たりした。通称『3番艦』
-エヴァ・マーク7:骸骨ヘッドの白いエヴァ。頭に天使の輪がある。大量生産されてヴィレとの戦いに使用された。伊吹マヤは『エヴァ7シリーズ』と呼んでいた。ミサトは「ザコに構うな!」と言っていたw
-エヴァ超極限空間対応用・特殊装備追加可能型・改8号機γ(ガンマ)両腕暫定的補強仕様:ネルフ突入時に、マリが乗ってた8号機。アバン1のパリ戦で、パーツを回収して強化されている。
-エヴァ正規実用型・新2号機α(ニコイチ型):ネルフ突入時にアスカが乗っていた。全身にミサイルポッドを積載した緑色の2号機。顔には眼帯がついている。
-強制停止信号プラグ:2号機は『強制停止信号プラグ』を13号機のコアに刺して止めようとしたが、ATフィールドがあり失敗してゲンドウにやられた。
-カルヴァリーベース:セカンドインパクトの爆心地の事。
-地獄の門:マイナス宇宙につながっている。
-光の翼:ネルフの黒い戦艦が発していた光。
-ガフの守人:敵のネルフの黒い戦艦は、「ガフの守人」として建造された。フォースインパクトのトリガーにはできない。
-ガフの扉:マイナス宇宙につながる門。地獄の門と同じ意味?
-NHG Gebet(NHG-***4)「ゲベート」:隠れていた『4番艦』。ヴィレの『AAAヴンダー』を突き刺して行動不能にした。
-裏コード999(スリーナイン):2号機の最後の手段。アスカの眼帯を外して、全リミッターを解除して【使徒化】する。アスカは、劇場版『破』で第9使徒に襲われた時に、体内に使徒を取り込んでいた。しかし秒殺されたw
-エンジェルブラッド:「裏コード999」発動時に2号機に注入する物質。
-式波タイプ:「式波タイプ、私のオリジナルか」とヴィレのアスカが言っていたので、ヴィレの眼帯アスカはクローンという事が分かる。ゲンドウ「綾波と式波タイプのパイロットは、元より13号機を動かすために用意された」
-エヴァ・オップファータイプ:エヴァ・マーク9、10、11、12号機の事。『アダムスの器』。色以外は、全て同型機。
-エヴァ・マーク9-A:黒レイが乗っていた9号機の改修機。黒レイの代わりに、「綾波タイプ」が乗っている。パターン青なので使徒。ヴィレの戦艦「AAAヴンダー」を青い触手で侵食した。
-VD防壁:AAAヴンダーの最終防壁のこと。マーク9-Aに突破された。
-エヴァ・マーク10:アダムスの器
-エヴァ・マーク11:〃
-エヴァ・マーク12:〃
-ネブカドネザルの鍵:Q劇場版『破』で加持リョウジがゲンドウに渡していた物。ゲンドウはこれを使用して、ATフィールドを持つ化け物に変化した。サングラスを外すと、目が光っている。リツコに撃たれた時、脳みそを拾っていた。ゲンドウ「この世の理を超えた情報を自分の体に書き加えただけだ」
-人類の神化と補完:人間が神を殺し、神と人類を紡ぎ、使徒のニエを持って「人類の神化と補完」を完成させる。
-生命のコモディティ化:コモディティ化とは、マーケティング用語で「均一化」という意味。さすが赤城博士、経済にも強いw
-エヴァインフィニティ:『フォースインパクト』前兆に出現した、大量にいる白い魂。
-海の浄化:セカンドインパクトの目的は、海から全ての生命を消す事だった。
-ニアサー:ニアサードインパクトの事。サードインパクトとは別物。劇場版「破」のラストで初号機が覚醒し『サードインパクト』が発生しそうになった。しかしエヴァ・マーク6に乗った渚カヲルが『カシウスの槍』で初号機のコアを貫き、『サードインパクト』は防がれた(くわしくはこちら)
-大地の浄化:サードインパクトの目的は、地上から全ての生命を消す事だった。加持リョウジが防いだ(どうやって防いだかは不明)。当時は、渚カヲルがヴィレの司令官をやっていた。
-魂の浄化:フォースインパクトの目的は、全ての魂を集め『エヴァインフィニティ』と同化させる事。魂の物質化。人類という"種"の器を捨て、その集合知を汚れなき楽園に誘う最後の儀式。葛城博士の提唱した『人類補完計画』の最終目標。
-知恵の実と生命の実:「知恵の実」を食した人類に与えられた選択肢は2つ。「生命の実」を与えられた【使徒】に滅ぼされるか、使徒を殲滅して"知恵"を失い、永遠に存在し続ける神の子になるか。ゼーレは選択肢の後者(使徒の殲滅)を選んだ。
-Horseman:戦艦の事。
-エヴァ・試験初号機:最終決戦時に、シンジが乗っていた初号機。特にいつもと変わりはない。13号機とお笑いバトルをくり広げた。
-オーバーラッピング対応型改8:過剰装備に対応できる8号機改。アバン1のパリ戦後に改修された8号機。
-プラス・フォー・イン・ワン状態の8号機:+4 in 1。『アダムスの器』(エヴァ・マーク9~12号機)の"4"機体を、全て食らって強化された8号機。冬月はわざと、無抵抗の9、10、11、12号機を、マリに提供した。
-マイナス宇宙:虚構の世界。地獄の門の先の世界。『アダムスの器』を取り込んだ物のみが侵入できる。人類では「マイナス宇宙」を知覚できないため、空想が見える。
-量子テレポート:13号機は、マイナス宇宙で瞬間移動をくり返していた(笑)
ポカポカレイ:マイナス宇宙に行った8号機のエントリープラグから、シンジはポータル(ワープゾーン)を通過し、初号機に乗り込んだ。初号機の中には、髪の伸びたレイ(通称ポカポカレイ、海外ではレイ02と呼ばれる)がいた(14年が経過したため)。シンジのシンクロ率を0に見せかけていたのはレイだった。
シンクロ率∞:シンクロ率むげんだいwww
Dパート(ラストバトル)
-希望の槍カシウスと絶望の槍ロンギヌス:初号機は「希望の槍カシウス」、13号機は「絶望の槍ロンギヌス」を使って戦った。
-ゴルゴダオブジェクト:人ではない何かが、アダムスの6本の槍と共に、神の世界を残した。ユイがいた。すべての始まり、約束の地。人の力ではどうにもならない、運命を変える事ができる唯一の場所。
-アナザー・インパクト:ゲンドウは『アディショナル・インパクト』を起こすために、槍を2本温存した。
-アディショナル・インパクト:ゴルゴダオブジェクトでしか起こせない。ゲンドウは神殺しのために、槍を2本温存した(アナザー用とアディショナル用?)。ゲンドウは世界を書き換えて、ユイとの再会を計画していた。ゲンドウが望む世界は「ATフィールドがなく、全てが等しく単一な人類の心の世界。浄化された魂だけの世界。ユイと私が再び会える世界」
-エヴァンゲリオン・イマジナリー:マイナス宇宙に出現する空想のエヴァ。シンジには「黒いリリス」に見えた。虚構と現実を信じる人類だけが認知できる。
-イスカリオテのマリア:冬月はマリを『イスカリオテのマリア』と呼んでいた。マリ「チョー久しぶりに聞いたな、その名前。でわ、おさらばです」(戦国武将かw)
-ガイウスの槍:ヴィレの戦艦「AAAヴンダー」の脊髄から人類が作り出した槍。別名『ヴィレの槍』。
-反動推進型エンジン:1人戦艦に残ったミサトは、初号機に『ガイウスの槍』を届けるために、昔からの「反動推進型エンジン」を使った。ミサトの特攻のおかげで、ゲンドウの『アディショナル・インパクト』をぶち壊した。ゲンドウは挫折し、ミサトは爆死した。
-生命の書:シンジが幸せになれない無限ループにはまり込んだ時に、2人が会えるように、カヲルはシンジの名前を書き残した。
我ながらすごい濃ゆい記事になった🤧
もう1回映画見に行きたくなってきた😆😁😄
(c)カラー