FF7リメイクは、エンディングでパラレルワールド(タイムリープ、平行世界)だと分かった。
セフィロスとエアリスが2周目で、セフィロスは"星を守るために戦い"、エアリスは"別の世界のザックスが見えて、未来視ができる"。
そうすると、次回作でエアリスの死亡シーンがあるはずだが、パラレルワールドになったので、今後の予想がつかない。
FF7オリジナル(PS1)版では、1997年当時はインターネットなどなく、多くのプレイヤーは事前情報なしにプレイしており、突然のヒロイン死亡シーンは、多くのゲーマーの語り草となった。FF7と言ったら、エアリスの死亡シーンと言っていいくらい衝撃的で、FF7を象徴するシーンだった。
エアリスのテーマは、今でも耳に残っている。
エアリス死亡後、クラウドや登場人物たちはショックを受けて、物語に大きな影響を与える。
クラウドに関しては、立ち直ることができず、物語の2年後を描いた映画「FF7アドベントチルドレン」でもエアリスがいた教会に通っていた。
そしてプレイヤーたちも、現実に誰かを失ったかのように悲しんだ。
多くのプレイヤーがエアリスをパーティに入れて使用していた。しかし何の前触れもなく、突然死亡し、エアリスは装備品ごと消えてしまう。
それでも、大切な人を失っても、旅を続けなければいけない。前に進まなければいけない。
それが「FF7」のメインテーマだった。
FF7リメイク パラレルワールドになったけどエアリス死亡シーンどうするの?
FF7リメイク は、パラレルワールドになり、ザックスが生き返った。ビッグスとウェッジも生き残った。セフィロスがゲーム序盤から登場し、もはやオリジナル版とは全然別のストーリーとなっている。
FF7は、「エアリスの死亡を乗り越える」事がメインテーマだったが、
パラレルワールドとなった今、エアリスがしんで、昔みたいに悲しむ事ができるだろうか。
エアリスは、セフィロスに突き刺されて殺される。しかしFF7リメイクのセフィロスはすごく良い奴で、クラウドに「大丈夫か?それ以上行ったら危ない」「いっしょに運命と戦おう!」などとアドバイスしてくるイケメンホモである。
「セフィロスは何か理由があったのでは」「これもクラウドの幻覚だろ」「別の世界のエアリスを復活させればいい」こんな話になってしまう。
FF7リメイクは「運命」を、物語の本質を変えてしまった
FF7リメイクで、エアリスやセフィロスが「運命を変えよう」と話す。
オリジナル版では運命を変える事はできなかった。だからこそ「エアリスの死」に意味があった。
リメイクでは、運命を変えたり、人が生き返ったりする。
「エアリスの死」というFF7のメインテーマが、台無しになってしまった。
(c)スクウェア・エニックス