とりあえずモウリーニョを叩いとけみたいな風潮がある。
2018年11/3のボーンマス vs マンチェスターユナイテッド戦をDAZNで見た。結果は、1-2でマンUが劇的な逆転勝利を飾ったのだが、その試合の解説の"清水範久"があまりにひどかった。
90分間マンUはダメだ、攻撃の形が見えない、相手のボーンマスは常に攻撃的でポゼッションを上回り、チームとして連携が取れている。とまるでボーンマスが、バルセロナにでもなったかのように持ち上げて、対するマンUについては、試合中ずっとチームとしてダメだと言い続けていた。私はマンUファンだが、ものすごく不愉快だった。
ロスタイムにマンUが逆転となる2点目を決めた時が印象的で、このクソ解説の"清水範久"は、不満そうに何回もこうくり返した。
「これは完全に個人技です。内容はボーンマスが上回っていました。力技でした。個の力です。チームプレイではありません。チームではなく、個人で点を取りました。」
こんな馬鹿な事を言う解説を見た事がない。ポグバがクロスを上げて、リンガードが相手DFのアケと競ってつぶれて、マーシャルがDFをひきつけて、ゴール前につめていたラッシュフォードが冷静にシュートを放った。これを解説の"清水範久"氏は、個人技だと言う。こんな馬鹿な話は聞いた事がない。
とりあえずモウリーニョを叩いとけみたいな風潮がある
上の動画がマンUの2点目のシーンだ。DAZNで解説をしていた"清水範久"氏によると、これは個人技だと言うが、"清水範久"氏が現役時代もこのプレイを個人技だと言っただろうか。だとすれば横浜Fマリノスで戦力外になったのも納得できる。サッカーを理解していない。
DAZNの解説者 清水 範久
清水 範久(しみず のりひさ、1976年10月4日 - )は、群馬県群馬郡榛名町(現・高崎市)出身の元サッカー選手。ポジションはフォワード、またはミッドフィールダー。
2010年の11月に、横浜FMから戦力外通告を受けた。
2011年よりアビスパ福岡に所属。J2降格を喫し同年限りで退団し、現役を引退。
加熱するモウリーニョバッシング
今回取り上げた"清水範久"氏は氷山の一角だ。マンチェスター・ユナイテッドの試合の解説や、ネット上の記事を見ると、いつも「ユナイテッドはチームとしてなってない。モウリーニョには戦術がない。結果はすべて個人の力によるもの。」これをオウムのようにくり返す。もういいかげんうんざりだ。
ただ純粋に今のマンチェスター・ユナイテッドが好きで、試合を楽しみにしているのに、毎回マスコミのモウリーニョ叩きを聞かされる。
モウリーニョファンは生きていてはいけないのか、チェルシー→インテル→レアルとモウリーニョのチームを見てきて、モウリーニョは正直で面白いなと思ってる俺みたいなサッカーファンは、毎回このクソみたいな解説を聞かされるのか。
守備的で何が悪い。俺が好きな選手はファビオ・カンナバーロだ。DFと相手選手の1対1の場面はサッカーの試合の中で一番エキサイティングする。どのリーグでも守備が固いチームが優勝する。今季マンUが苦戦してるのは守備が崩壊しているからだ。
そんな基本的な事も分からずに「マンUは守備的、チームとしてなってない、点が入ったら完全に個人技。モウリーニョは何もしていない。」こんなバカげた解説を毎回聞かされるサッカーファンの身にもなってほしい。私怨でモウリーニョが叩きたいなら、家に帰って一人でブツブツ言ってろと。視聴者、マンUファンを不愉快にさせんなや。
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