2019年1/9に放送された「ケムリクサ」を見て、これが2019冬の覇権アニメだと思った。
けものフレンズのたつき監督と言う「話題性」、考察しがいのあるストーリー、魅力的なキャラクター、戦闘シーンもよく動いている。作画が良いとは言わない、低予算アニメのような絵作りだが、味のあるビジュアル。まさにたつきワールド全開だった。
ケムリクサ を見た感想
アニメファン、ゲームファンが好きそうなアニメ
これがケムリクサ(TVアニメ版)の冒頭シーンだ。"りん"と"りな"が水を探しに、廃墟を探検する。この世界観、設定とか、キャラもすべて、アニメファンやゲームファンが好きそうだな~と思った。
ユーザーが見たいものをよく分かってる。
意外性
話の展開が予想できる作品は、途中であきてしまう。それは"ありきたり"の物語だからだ。
なので視聴者をおどろかす"意外性"(サプライズ)が必要になってくる。ケムリクサ第1話は、おどろきの展開の連続だった。
「えー続編なの!!?」「いきなりメインキャラころすの?!」
ケムリクサ TVアニメ化と聞いて、2012年にYOUTUBEで配信された「ケムリクサ」旧アニメ版のリメイクだろうと思っていた。実際に、大手アニメサイトも「ケムリクサ TVアニメでリブート決定」などと記事を上げていた。
しかし実際は全然ちがった。TVアニメ版の第1話では、いきなり「りな」が5人で「りん」と「りつ」しかいない。まさかの続編だった。
これにはびっくり仰天した。
最初は仲間が全員いる状態で、もっとゆっくりストーリーを進めていくものと思っていたので、完全に予想を裏切られた。いい意味で。
だって2話がまったく予想できない。この先どうなるの?
あっという間の30分
冒頭からグイグイ引き込まれて、りながしんで「えっ!?」ってなって、りつの緑の光きれいだなーとか、ワカバって旧アニメ版のアイツ?とか思って見てたら、あっという間に終わってしまった。
この作品ものすごくこゆい。スティックコーヒーをいつもの2倍入れたくらいの濃ゆさだった。
ふつうのアニメは、OPやED、CMなどで「尺」を稼いで"時間稼ぎ"をするのだが、この「ケムリクサ」に、そんなものは一切なかった。手を抜いていない。本気さが伝わってきた。
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(c)ヤオヨロズケムリクサプロジェクト