ケムリクサ11話を見た。たつき監督は、天才だと思った。こう表現するしかない。
通常1クール12話のアニメの第11話といえば、ラスト12話の前の盛り上げや、ここにクライマックスを持ってきて12話でエンディングを流すなど、「物語を終わらせる」回なのだが、ケムリクサの11話はなんと、風呂敷を広げ始めた。たまげてしまった。
11話で新キャラを出して、まるまる1話消費してしまった。「ハウルの動く城」のようなジブリアニメに出てきそうな空飛ぶ建物まで登場し、さらにナゾが深まった。12話どうなるか予想できる人はいないだろう。
実を言うと、たつき監督の才能を疑問視していた。けものフレンズ2で同情票を集めただけ、けものフレンズ1はケニア育ちの監督の感性がめずらしくヒットした「一発屋」だろうと思っていた。そこまで優秀な監督、脚本を書ける人だとは思っていなかった。
しかしケムリクサ11話を見せられると、その才能を認めざるを得ない。1話でリンが顔を赤らめていて「ハーレムアニメ」だとか言っていたのが恥ずかしい。あれも伏線だったと11話で分かって、つまりたつき監督は、1話の時点から、きっちり設定を考えて、構成も決めていた事になる。
まぐれではなく、ねらって当てている。これは凡人にはできない。すなおにたつき監督の才能を認めよう。そしてたつき監督が作るアニメを、リアルタイムで視聴できる喜びを享受しよう。
ケムリクサ1話の感想で、ケムリクサは2019冬の覇権アニメで、まどマギブームの再現すらあり得る。と評した。今まさにその通りになっている。
ケムリクサはAmazonプライム・ビデオで先行独占配信されている。Amazonは素晴らしいコンテンツを手に入れたと言ったが、ほんとその通りだった。ケムリクサ目当てでAmazonプライムを契約した人は多いだろう。
とにかく11話を見てふるえた。見てない奴はこういう事を言うとキモイ、信者だとか言うかもしれない。けどそんな事はない。俺はたつき監督の事を疑っていた。しかし11話で参ってしまった。天才だと認めるしかない。
11話のあのエンディングの繋ぎ方、なにあれ?マジびびったんだけど。11話のラストで泣かせようとしてるなとか思ってたら、リリとワカバだけを画面に映して画面を反転?見たことねえよwなんだあの演出?すごすぎ。
そしてリリがしんで、6人に分裂して、エンディングにつながった!たまげたわwまいった。しかも、最後エンディングでりなっちとりつがしんで、ワカバもしぬ。ここでこの演出入れるかと。すごい!すごいとしか言えない。
そしてCパートまであって、あのひきでしょう。ちょっと贅沢すぎるんじゃないの?びっくりするよ。記事上げるつもりなかったのに、興奮して上げてしまったw
「リンさん!リンさん、逃げて」
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(c)ヤオヨロズケムリクサプロジェクト