2021年3/8に公開された『シン・エヴァンゲリオン』のエンディングで、マリがシンジを寝取る描写がある。
レイはカヲルとくっつき、アスカはケンケンとくっつくが破局し、駅のホームで1人下を向いていた。
さらに、2009年6/27に上映された『エヴァ破』の鶴巻和哉監督のインタビュー記事によると、「マリでシンジを寝取る(NTR)」のは、2009年の企画段階からあった事が分かった。
シンエヴァ監督「マリでシンジを寝取り、キャラの関係性を壊したかった」
https://youtu.be/3nX8ykJ3ze4
劇場版『エヴァ破』の鶴巻和哉監督のインタビューより(2009年6/27)
物語を破壊する新キャラクター"マリ"
鶴舞和哉監督:
『エヴァ序』の公開後に、庵野秀明総監督が「新キャラのマリをもっと出そう」と言いだして、『破』のシナリオを見直す事になった。
実は企画の最初のころは、マリは声も出さないキャラだった。例えば、ミサトが資料を読んでいて「香港でEVA5号機が使徒と戦ったみたい。パイロットはこんな人よ」くらいだった。
ーーそれってものすごく薄いキャラですね
鶴巻:
ええ。新キャラ・新EVAの登場は、エグゼクティブプロデューサーの大月俊倫さんのリクエストで、新劇場版をアピールするための商業的な理由だった。
でも庵野さんに負担をかけたくないから、貞本さんのキャラ表があって本編中に正規のキャラとして登場させるなら、それでいい。そんなニュアンスだった。
『エヴァ破』の制作に入り、アバンタイトル(オープニング前のシーン)のコンテ作業に入る前に、庵野さんに「マリのキャラを説明して下さい」と言うと、庵野さんは、抽象的でテーマ的な話をするんです。
ーーテーマ的というと?
鶴巻:
「マリを登場させる事によって、エヴァの世界を破壊する」と言うこと。マリは『破』のサブタイトルを象徴するキャラ。ところが、画コンテを切るのに必要なマリの具体的なキャラクターが確立しない。
ーーそれはキャラ設定、つまり性格ですか?
鶴巻:
マリのテーマが「エヴァの物語の破壊」だとしても、具体的には色々考えられる。
極端に言えば、シンジを寝取ってしまう事で、それまでのキャラクターの関係性を壊してしまうのか、ハチャメチャなギャグキャラとしてシリアスな世界観をぶち壊すのか。
マリの【エヴァを破壊】するための方法論が見えないまま、キャラに関する議論が延々と続きました。
鶴巻和哉氏とは
鶴巻和哉氏は『シン・エヴァンゲリオン』の監督で、株式会社カラーの取締役。庵野秀明総監督の右腕。エヴァのキャラクターは、「アスカ派」とたびたび公言している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/鶴巻和哉
ん?🙄
感想
実は鶴巻監督は、『CUT 2009年8月号』の鶴巻和哉監督のインタビューでも、同じような発言をしていた。
「マリはもともと重要性の低いキャラクターとして用意されていた」
そして今回紹介した『エヴァ破』のインタビューでは、
「マリは、エヴァの物語をぶち壊すキャラクターで、シンジを寝取り、キャラクターの関係性をぶち壊す」と発言している。
つまりプロット(脚本の構想)段階で、マリがシンジを寝取る(NTR)のは決まっていたという事になる。
こわしすぎだろ🤣
(c)カラー