無双OROCHI3は、3Dモデルのテクスチャ解像度が向上しグラフィック面が強化された。
全部で170人のキャラクターは、それぞれ通常技や奥義(必殺技)が違う。
複雑なマップとよわっちいザコ敵をボタン連打でたおしまくる、いわゆる「無双ゲーム」
ストーリーは無双スターズと同じ。異世界に迷い込んだ→なぜ→仲間集める→悪いやつたおす。
やってる事は無双スターズと同じ。開発(オメガフォース)も古澤正紀プロデューサーも無双スターズと同じ。無双スターズと同時開発されていた。
無双スターズからケモ要素を抜いて、グラフィックを強化した感じ。
無双OROCHI3 をプレイした感想、レビュー
グラフィックの進化
無双OROCHI3 をプレイして一番良かった点は、グラフィックの向上だ。前作「無双☆スターズ」からゲームエンジンを変えたのと思うくらい、1世代上の3Dモデリング、テクスチャになっている。
ゲームはグラフィックではないと言っている人達がいるが、間違っている。正しくは、ゲームはグラも中身も大事。アニメでは作画を気にして、ゲームでは気にならないはずがない。
戦闘時のフレームレートは、30fps。ゲーム起動時のロード時間は、約10秒。ステージ開始時のローディングは、裏で読み込んでいるのでほとんど気にならない。
前作「無双☆スターズ」のグラフィック(参考)
前作「無双☆スターズ」(2017年3/30発売)は、マリー・ローズのテクスチャを見れば分かるが、オリジナルに比べてポリゴン数が少なく、アップスケールで引きのばしてる感があった。テクスチャをはりつけた感じ。無双OROCHI3 では、全体的にグラフィックの解像度や肌の質感が向上している。
バトルは爽快アクション
バトルは、TPS(3人称視点)アクション。□連打や△などかんたん操作で直感的にプレイできる。操作性は良かった。
170人のキャラクター
1ステージクリアすると、2~5人ずつ新たなキャラクターが仲間になる。各キャラは、それぞれ通常技や奥義(必殺技)が違うので、新鮮な気持ちでプレイできる。
快適な「模擬戦モード」
模擬戦モードでは、全キャラクターの通常攻撃や奥義を自由に確認できる。格ゲーのトレーニングモードに近く、奥義ゲージがつねに全回復し、キャラもいちいちメインメニューに戻らないで、その場でOPTIIONSボタン→武将から変更できる。通常コンボも全部解放された状態なので、スキル獲得前の確認に使える。とても快適なので、他のアクションゲームにも採用して欲しい。
ストーリー
オープニングでは、ギリシャ神話のオリュンポスの神々が登場する。女神アテナ、ゼウスなど。いっその事クレイトスもコラボさせてみては?
次のシーンでは井伊直虎と井伊直政、本多忠勝(大塚明夫)が登場する。
その次は、陸遜(イケメン)が登場する。
色んな作品や国から有名人が登場する。ほとんどのキャラクターは、まず敵として登場し、たおして仲間になる。この90年代の少年マンガのようなノリが続く。
暗いステージ、複雑なマップ
上の画像は、ステージ1。くらっ!って感じ。最初のステージなんだから、もっと明るくしろよって思った。全体的に暗いステージが多い。
こんなマップが多い。ぶっちゃけ迷う。フロムの宮崎英高氏にこのマップを見せてどういうリアクションをするのか見てみたい。
難易度
神速版を全クリしたが、その間に2回ゲームオーバーになった。
ボスにハメ殺される
董卓に爆弾を投げ続けられて、まったく動けずそのまま憤死した。おそらく奥義(○)の無敵時間なら脱出できたかもしれないが、そもそもいつ董卓が出現したかも分からず、いつの間にかハメられていた。
普通にプレイしていたら、味方が勝手にしんでゲームオーバー
ふつうにプレイしていたら、どこにいるかも分からない"陸遜"が
「くっ…。ころせ!」などと言いつつ勝手にやられてゲームオーバーになった。何もできる事はなかった。
まさか陸遜が要介護認定を受けているとはつゆ知らず。結局、クッコロ陸遜のもとに急いでたどりつき敵から守って守護月天した。
このように戦闘でやられる事はほとんどないが、理不尽、理解不能なゲームオーバーがある。フロムの宮崎英高氏にこのゲームをプレイさせてどういうリアクションをするのか見てみたい。
このゲームのここがダメ!
ボーナス武将のせいで、武将が固定されてしまう
このゲームは、ステージごとに「ボーナスメンバー」が設定されており、指定されたキャラを使ってそのステージをプレイすると、経験値がふえる。
そんなん「ボーナスメンバー」でやるに決まっとるやん!せっかく170人いても、早くレベルを上げたいなら自分の使いたい武将をガマンして、ボーナス武将を使うしかない。
このシステムにより、キャラ選択の自由度がなくなっている。
変化がない。結局やってる事は同じ
□□□△→R2→□□□△→R2、強敵はR1+□連打。これだけで神速版の難易度ノーマル全クリできた。
戦闘のマンネリ防止のために「カオスオリジン」がいるが、これもR1+□連打で何事もなくたおせる。
別に難しくしろとは言わないが、同じことをやり続けるのは、モンハンワールドのような作業ゲーに感じる。
これはハクスラではない
無双OROCHI3 でググると、ゲームジャンル: ハックアンドスラッシュ(ハクスラ)と表示される。えっ!?って思った。こんなんハクスラちゃうわ。
無双OROCHI3 では、敵武将をたおすと桐箱(宝箱)を入手し、クリア後に一括で手に入る。ここにハクスラの重要な要素であるアイテム掘りの楽しみはない。
本物のハクスラ
同じくコーエーテクモのチームニンジャが開発した「仁王」のハクスラ要素と比較してみよう。
仁王では、敵をたおすとその場でアイテムをドロップし、光の色でレア度が分かる。緑色の「神器」やオレンジ色の「神宝」が敵からドロップしたら、よっしゃ!ってなる。無双OROCHI3 にはそれがない。
ギャラリーモードにもっと力を入れて欲しい
前作「無双☆スターズ」もそうだったが、ギャラリーモードをもっと充実して欲しい。アクションもなし(いらないけど)、表情の変化なし、縦回転なし。できるのは横回転とズームのみ。カメラの軸移動すらできない。
以前にも話したが、私は同じくコーエーテクモが開発した「デッドオアアライブ5LR」を今だに3日に1回は起動している。それは対戦目的ではなく、グラビアモードで美しい3Dモデリングの女性キャラを鑑賞するためだけだ。
デッドオアアライブ5LRのグラビアモード
↑これ、コレが欲しいんだよ!このモード入れるだけで、女性キャラクターとコスチュームに価値が発生して、好きなキャラがいる場合"ゲーマーは売れなくなる"。中古対策になるのに、なんでグラビアモード入れないの?
せっかくグラフィック上げたなら、それを鑑賞できるモードを入れとかないと意味ないでしょ。無双☆スターズの「環」とかも3Dモデルよく出来てたから、グラビアモードでじっくり鑑賞したかった。
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(c)オメガフォース / コーエーテクモ