仁王の初週売上が発表された。75000本だった。これは想像していたよりも低い数字で、出荷する本数をしぼり過ぎたのではないかと、なぜもっと強気にいかなかったのかという失望を感じた。
仁王 初週売上(4Gamer)2/15発表
http://www.4gamer.net/games/117/G011794/20170215077/
明らかに初週出荷7.5万本はしぼりすぎで、そのせいで仁王は全国的な品切れ状態が続いている。たとえば、ネット通販最大手のAmazonを見てみると、仁王は売り切れていて「2017年2月20日に入荷予定です」と書かれてあり、2/16現在購入する事ができない。
ヨドバシ.comでも「お取り寄せ」となっており、買う事ができない。ジョーシン電気でも「3~5日で出荷」と、Amazonと同じ20日ごろまで商品が売り切れてしまっている。ネット通販以外の実店舗でも、たとえば大手のGEOで売り切れるなど、仁王をプレイしたくても買えない状態が続いているのだ。
仁王には売れる要素があった
仁王には売れる要素があった。毎年発売されていたダークソウルが今年は出ないので、そのコアなファン層が仁王に流れることは十分に予想できた。実際、私もその「ダークソウル難民」というやつだ。ダークソウルシリーズが好きで好きでたまらないのに、シリーズが完結してしまって、開発者の宮崎英高氏がやる気がないのか、人気絶頂のままダークソウルシリーズから手を引いてしまった。
当然、その席がポッカリ空いてしまったわけで、ダークソウルで開拓したコアでストイックなアクションゲームをプレイする層は、次のおもちゃを探しており、需要があったわけだ。
仁王では、3種類の体験版をほぼ1年にわたって配信してゲームを発売前から盛り上げるという新しい試みがなされた。その目論見は成功し、短い期間しかプレイできなかったけれども、多くのユーザーが挑戦し、その都度話題になっていた。
発売前の海外評価も高かった。メタスコアという海外の大手ゲームサイトの評価で、ダークソウル以上の評価をされていた。このように、仁王は発売前から評価が高く、売れる要素は十分にあったわけだ。
15~20万本はいけたはず
仁王は国内15~20万本は確実にいけたはずだ。私は当然20~30万本くらい出荷しているものと、初週売上が出るのをウキウキして待っていた。しかし、結果は7.5万というひかえめにいって残念な数字だった。
うちのサイトの勢いを見ても、同じ7.4万本出荷のグラビティデイズ2なんかより、はるかに多くの客が来ており、その勢いは去年11/27に発売された「Gジェネレーション ジェネシス(初週売上17万5000本)」を上回っている。7.5万本しか出荷していないというのが信じれられない。
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