ラングリッサー1&2 は、うるし原智志氏の描く美麗なキャラクターが売りのシミュレーションRPGだ。戦闘やゲームシステムはスパロボっぽい。
1991年に発売された「ラングリッサー1」と1994年発売の「ラングリッサー2」を2本丸ごと収録しており、ボリュームは満点。
キャラデザは変わっているが、原作オリジナル絵(うるし原智志氏)に切替可能。BGMもオリジナル版に変更できる。原作ファンへの配慮も十分だ。
ラングリッサー1&2 をプレイした感想、レビュー
ラングリッサー1と2、どちらからでもプレイ可能。
キャラクターの絵を、原作オリジナルのうるし原智志氏の絵に切替可能。このゲームを買うプレイヤーはこれが見たいんだから、良い判断。
スターオーシャン・セカンドストーリー のPS4版でキャラデザ変わってたけど、マジ許せなかった。昔のキャラデザの方が良かった。勝手に変えんなって思った。
キャラデザ変えて成功した例とかないでしょ。最近放送が始まったアニメ「ブギーポップは笑わない」はキャラデザを変えて炎上した。「けものフレンズ2」もキャラデザ変えて炎上した。セインティア翔もキャラデザ変えてた。いい加減学習して欲しい。
スターオーシャン・セカンドストーリーのキャラデザ比較
オリジナルPS1版
PS4版
マジ切れそう…
戦闘、ゲームシステムはスパロボっぽい
インターミッション画面
次のミッションのために、部隊編成や装備を準備する画面。
ミッション結果によりルート分岐するシナリオ。
マス目を移動して戦う。いわゆるシミュレーションRPG。
ファミコンウォーズのような戦闘演出。
敵を一番多くたおしたキャラクターがインターミッション画面に表示される。スパロボでこんなの見たな。
ごらんの通り、ゲームシステムや戦闘はもろスパロボであり、スパロボが好きで、さらにラングリッサーが好きならおすすめする。
ラングリッサー1&2 のここがダメ!
マップが原作そのままでショボい
これがラングリッサー1のマップだ。ミニマップではない。このショボいマップで戦う。
マップは1991年に発売された「ラングリッサー1」原作オリジナル版そのままで、さすがに古い。ありえない。フルボイスにして声優に金払うなら、マップを一新して欲しかった。声より、マップだろう。
キャラ会話時のバストアップ絵が小さい
ちっさ!もっと絵大きくできるだろ。
【参考】スパロボVのバストアップ絵
このくらい大きい方がインパクトある。
グランクレスト戦記(PS4/2018年)のバストアップ絵
色気が足りない
ラングリッサー1を始めると、むさいおっさんが登場する。ヒロインもいるが、何か扱いが小さい。絵も小さい。なんつーか派手さが足りない。
ヒロインのセリフが少なく、マップ上で小さいデフォルメ絵で表示されるだけ。スパロボみたいな派手な戦闘演出や、イベント絵、ムービーシーンとかが足りない。上の画像で「感情移入」するのはムリ。ドキドキワクワクしない。
なんか地味で古くさいゲームだと思った。
【参考】グランクレスト戦記のイベント絵
こういう原作愛にあふれてる画を見るとゾクゾクする。ラングリッサー1はこういう物語を盛り上げる、キャラクターを演出する要素が足りていない。
スマホゲーっぽい
ラングリッサー1&2は、スマホやスイッチで発売すれば通用するかもしれないが、スパイダーマンやバイオハザードRE2 をプレイした目の肥えたPS4ユーザーにこれが受けるとは思えない。
10年おそい。10年前に買い切り型でガラケーや、ブラウザゲーで出せばワンチャンあったかもしれないが、2019年に通用するゲーム内容ではない。
ラングリッサーをバカにするつもりはないが、1991年の作品を今さら少しグラをいじったくらいでPS4に移植して、売れると思う方がおかしい。
しかもフルプライスでしょ。価格は、6,333円。強気だな~。
懐古厨の開発者は目を覚ませ
ラングリッサーが好きなのは分かる。名作なんだろう。
俺も「ルナ シルバースターストーリー」や「ネクストキング」「幻想水滸伝3」が大好きだ。もう1度、最新のグラフィックでプレイしたい。
けれどこういう考えを持つやつって、最近のゲームをやってない。
最近のゲームをやってないから、昔のゲームが美しく見える。そして自分の好きな作品を他人に認めてもらおうとする(承認欲求)。
最近のゲームをやってるなら、今どれだけPS4で名作が発売されているか分かるはずだ。昔のゲームなんか遊んでるヒマない。去年だけでも、スパイダーマン、アサクリオデッセイ、ザンキゼロ、キムタクが如く、ゴッドオブウォー、上げだしたらキリがない。
ここに懐古厨の昔のリメイクゲームが入る余地なんかない。
俺も3年前にPS4を買うまでは、PS4なんかいらない。PS3で十分。ゲームはグラじゃない。最近のゲームは~とか言ってた。けど、PS4と「ドラクエヒーローズ1」を買ってプレイして、涙が出るほど感動した。こんなに美しいのか、こんなに面白いコンテンツがあるのか、俺みたいな30過ぎたおっさんでも楽しめる場所があるんだと、すげえ感動した。その体験が、このブログをやる事につながってる。
懐古厨の開発者は、ぜひ最近のゲームをやって欲しい。ラングリッサーやイブバーストエラー、闘神都市なんかリメイクしてるヒマなんかないって分かるはずだ。もうそんな時代じゃない。新しい事をやろう!
(c)メサイヤ / エクストリーム