漫画版 聖闘士星矢 セインティア翔より
アリシア・美衣・ベネトール: 私たちは、聖闘少女(セインティア)。ふつうの聖闘士(セイント)とはすこし違います。
翔子: え?違う?そういえば、響子姉さんもセインティア…って言ってったっけ
美衣: ええ。本来アテナ様を守護する聖闘士は、男子のみ。
女子が聖闘士になるためには、女であることを捨てねばならないという掟があります。
しかし処女神アテナ様が、人としてご降臨された時、ごく身近でお身体だのお世話をすることを許されるのは女子のみ
その役割を受け持つために、"女子のまま"聖闘士となる者が、特例として数名認められてきたのです。
すぐれた素養をもち、純潔かつ完全なる「女子」のみが、その資格を得る…
アテナ様側近の侍女ともいうべき特別な聖闘士…
それが聖闘少女(セインティア)なのです!
翔子: あ、ごめん。途中から聞いてなかった。アンタの話長いんだもん
ところでさ、わたしいつ帰れるの?
美衣: ・・・(怒)
あなたには、しばらくこちらに泊まって頂くことになりました…
女性聖闘士は仮面着けるルールはどうなったの?仮面の掟
(仮面を着けた女性聖闘士、孔雀座のマユラ)
聖闘士(セイント)とは女神アテナを守るための「少年」であり、基本的に男性のみだった。
女性が聖闘士になるには、仮面を着けて「女」であることを捨てるのが公式設定だった。これが「仮面の掟」である。
女性聖闘士が仮面を外されて素顔を見られた場合、相手をころすか、相手の男性を愛するルールがあった。
(初代聖闘士星矢で主人公の星矢に素顔を見られて、ころそうと何度もおそってくるシャイナ)
しかし最近発売された聖闘士星矢作品では、このルールがあいまいとなってきており、仮面を着けない女性聖闘士がたびたび登場するようになってきた。
2012年に放送された「聖闘士星矢オメガ」に登場したシャイナは、24話でふつうに素顔で登場し、ファンの度肝を抜いた。再登場時には、思い出したかのように仮面を着けていた(上の画像)。
女体化する聖闘士まで登場!
(左が男性のアンドロメダ瞬。右が女体化したアンドロメダ瞬[Netflix版])
2019年配信予定の聖闘士星矢の新作「ナイツ・オブ・ゾディアック」には、女体化したアンドロメダ瞬が登場する。
製作者によると「ポリコレの影響により、聖闘士(セイント)が男性のみというのは問題があった。男性と女性は同じ扱いでなければならない。
新たに女性キャラクターを追加してもダメだと思い、瞬を女性にした。」(発言のソース)
聖闘士星矢は中国や海外で大人気
聖闘士星矢が、なぜか国を超えて中国や海外で人気があることは言及しておくべきだろう。
海外で人気の「聖闘士星矢」が、今ゲームやアニメなどエンターテインメント業界で猛威を奮っている「ポリコレ」の影響を受けるのは致し方ない事だ。
男性のみしかセイントになれないでは、ポリコレ信者が黙っていない。
商業的にも、女性キャラクターや戦う女性キャラクターが求められており、それは「セインティア翔」を見ても明らかだ。
女性聖闘士(セイント)が仮面を着けてない理由は、「時代の流れ」というのが答えになる。
(c)車田正美・久織ちまき(秋田書店)/東映アニメーション