Update: Sony has identified individuals responsible for The Last of Us Part 2 leaks, saying they were not affiliated with either Sony or Naughty Doghttps://t.co/T1PHot7KLV
— GamesIndustry (@GIBiz) May 1, 2020
【日本語訳】
ソニーが「ラストオブアス2」のプレイ動画をリークした人物を特定しました!ソニーとノーティドッグは無関係です!
2020年5/2。PS4専用ゲーム「ラストオブアス2」の大規模リークをした人物は、ソニーや開発会社のノーティドッグの社員ではありません!と、ゲームインダストリーという海外ゲームメディアがツイートした。
それを受けて、日本の大手ゲームメディアでもそれが事実のように報道された。
I think the footage that leaked is from devs playing an early build (I haven’t watched it). Most importantly, rumors of this being an act of protest by a contractor whose pay was robbed are not true. (ND actually extended pay and healthcare benefits for contractors due to covid)
— Jason Schreier (@jasonschreier) May 3, 2020
【日本語訳】
OK!ラストオブアス2がどうして流出したのかをノーティドッグの社員に話を聞いてきました!簡単に言うと、ハッカーがノーティドッグのゲームのパッチにセキュリティの脆弱性を見つけて、それを使って、ノーティドッグの会社のサーバーにアクセスしました。
私はリークされたプレイ動画を見ていませんが、それは初期のビルドを開発者がプレイしている動画だと思います!
何より重要なのは、今回のリークが、ノーティドッグが社員に給料未払いをして、それに怒った社員による抗議であるという話は、真実ではありません!ノーティドッグは、新型コロナの影響を受けて、従業員や関連会社の給料の支払いを延長しました!
5/3。さらに、元海外ゲームメディアKOTAKUのライターだった"ジェイソン・シュライアー"氏が、
ラストオブアス2のリークをした犯人は、ハッカーだった。何より重要なのは、ノーティドッグの従業員が給料未払いの抗議のためにリークしたのではありません!とツイートした。
これだけを見ると、「ふーん、じゃあソニーやノーティドッグは悪くないんだ」となるが、
この話には続きがあった。
ラスアス2のリークをソニーが火消し中www
海外ゲーマーは、これらのツイートを「ダメージコントロール」(火消し)だと言っている
— Steakback Outhouse (@duane_moody) May 1, 2020
ダメージコントロールとは、企業が問題を起こした時に、その事故からくるダメージをどのように最小限に抑えるかをコントロールする技術のこと。
日本では、「火消し」と呼ばれている。
You know you’re talking to the reporter who published an investigation into Naughty Dog’s crunch practices less than two months ago, right? I realize it’s trendy to distrust the media these days, but why would I want to do damage control for anyone?
— Jason Schreier (@jasonschreier) May 3, 2020
Storm:
ハッカー映画の見すぎじゃない?これはダメージコントロール(火消し)と呼ばれている。
ジェイソン・シュライアー氏:(リークした人物はハッカーだと主張している人物)
なぜ私が誰のために、ダメージコントロールしてると思うの?
Yes, Sony sent me a huge check after I asked them for comment on why 14 out of 20 of UC4's designers no longer work there
— Jason Schreier (@jasonschreier) May 3, 2020
$$$(お金いくらもらったの?)
ジェイソン・シュライアー氏:
イェス!UC4のデザイナーが14人いなくなった理由を聞いたら、ソニーから大金が送られてきました。
「リークしたのはノーティドッグの社員ではない」という根拠とされるツイート
Update: Sony has identified individuals responsible for The Last of Us Part 2 leaks, saying they were not affiliated with either Sony or Naughty Doghttps://t.co/T1PHot7KLV
— GamesIndustry (@GIBiz) May 1, 2020
「ラスアス2のリークをしたのは、ノーティドッグの社員ではない」というこのツイートは、
2020年5/2にされたが、そもそもこのソース先の記事は、
2020年4/27に書かれている。原題は「ラスアス2がネット上にリークした!」。
反響が大きかったのか、5/2に「追記(Update)」として、
「今回のリークにソニーやノーティドッグは関係ありません!」と追記された。
そもそもなぜ、リークした犯人はノーティドッグ社員説が出ているのか
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20200313-116772/
2020年3月ごろ。
ラストオブアス2 の開発会社ノーティドッグで「長時間労働」「給料未払い」が続いており、スタッフが大量に退職していると、海外メディアや日本のゲームメディアで大きく報道された。
そして4/1に、ラストオブアス2のプレイ動画が、YOUTUBE上で流出した(4/27とされているが、実際は4月始めの段階で流出して話題になっていた。4/27に再アップロードでされてさらに広まった。5/1に1時間半のプレイ動画が流出した)
これを受けて、今回のリーク騒動は、ブラック企業のノーティドッグにうらみを持った元社員による犯行という説が海外では根強い。
(c)ノーティドッグス