2020年5/24。発売から一ヶ月以上経過した「FF7リメイク」のプロデューサー北瀬佳範氏と、共同ディレクター濱口直樹氏の開発者インタビューが、海外サイトに掲載された。
日本語訳して紹介する。
北瀬佳範「FF7リメイクを、新しいゲームに作り変える事に喜びを感じていた」
北瀬佳範「FF7リメイクは、ファンに気に入られた」
北瀬佳範@FF7Rプロデューサー:
1997年に発売されたFF7オリジナル版をプレイされた方の中に、現在ゲーム開発者やゲームライター、インフルエンサーとしてゲーム業界で活躍されてる方が、FF7リメイクを気に入ってくれた。
濱口直樹「FF7リメイクの反響を見て、ファンに評価された事に誇りを感じている」
濱口直樹@FF7共同ディレクター:
FF7リメイクの発売時の反響を見て、自分たちが目指したFF7リメイクが、ファンの方に評価されて、認められた事に、誇りを感じている。
FF7リメイクのアプローチが心に響いたというコメントを多数頂いており、自信につながった。
北瀬佳範「FF7リメイクを、まったく新しいゲームに作り変える事に喜びを感じていた」
北瀬: FF7リメイクは、FF7オリジナル版に敬意を払いながら、まったく新しいゲームを作っていると感じて、喜びに変わりました。
個人的には、FF7リメイクを全体的にかなり劇的に変更したかったのですが、野村哲也と濱口直樹は、原作の部分を残したいと考えていた。
最終的には、原作を尊重しつつ、新たなストーリーを加えることで、バランスを取りながら開発した。
濱口直樹「FF7リメイクは、すべて詰め込んだ」
濱口: これは私の正直な意見ですが、FF7リメイクでは自分の欲しいものをすべて詰め込み、バランスを正しく取れたと実感しているので、ファンに価値のある内容になったと自負している。
心残りというより、おもしろい余談が1つあって、FF7リメイクには、ミニゲームを多数収録したが、どうしても入れられなかったものがある。
それは「ゴールドソーサー」のバスケットのミニゲームで、ジェシーの実家に行く途中にある公園にバスケットのゴールを置いて、ミニゲームを遊べるようにする予定だった。
しかし真夜中に密かに行動しているアバランチがバスケットをするのは、雰囲気に合わないと感じて削除した。
北瀬「キャラクターの性格は変更していない。バレットたちは正義の味方ではない」
北瀬: FF7リメイクのキャラクターの基本的な性格は、FF7オリジナル版から変更していない。ただ、現実世界や社会状況の変化を反映して、見せ方を微妙に変えた。
例えば、バレットやアバランチのメンバーが、自分たちのテロ行為に苦悩して、時には神羅カンパニーに対する行動が正しいのか疑問を持ち、自分たちは正義の味方ではないと気づいていく様子が描かれる。
濱口「FF7リメイクは、メインストーリーにそって一直線に進むだけのゲームデザイン」
濱口: FF7オリジナル版では、ミッドガルから脱出するまでのストーリーが、かなり直線的だったので、FF7リメイクをオープンワールドにした時に、ストーリーが破綻するのではと常に心配していた。
メインストーリーにそって一直線に進むだけのゲームデザインだけでなく、14章でプレイヤーの選択が反映される事で、プレイヤーが自分の意思でストーリーを進めていると感じられる。
濱口「ローチェは今後も登場する」
濱口: ローチェは、クラウドたちアバランチのメンバーといっしょに神羅カンパニーに入り込み、神羅側で戦うソルジャーたちの状況を説明する、重要なキャラクター。
ローチェのイベントシーンでは、クラウドxローチェの絆も見られるので、今後どうなっていくかかなり楽しみ。
濱口やべえなwこいつらサイコパスなんじゃないの?w
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