FF7リメイク開発「セフィロスがゲーム序盤に出てくるのは、分作にしたから」

2020年4/16。スクウェア・エニックスの海外公式サイトに、開発者インタビューが掲載されていました。日本語訳して紹介します。

FF7リメイク・共同ディレクター/ゲームデザイン/プログラマー、濱口直樹氏：

FF7リメイクのコンセプトを説明すると、FF7原作を尊重した上で、より没入感のあるゲームにするためには、どういった要素を再構築しなければならないかという事です。

FF7原作の技術では表現しきれなかった内容を、FF7原作のスキマを埋めようとした事が、FF7リメイクのストーリーへの追加点のほとんどです。

FF7リメイク・プロデューサー、北瀬佳範氏：

例えば、オリジナルのFF7では、ストーリーの切り替えやシーンの間に、少しムラがあったり、スムーズに流れていなかったりしました。それを克服するために、今回のFF7リメイクでは新たな要素を入れて、物語の連続性を高めています。

スクエニ・ウェブコンテンツエディター、ダンカン・ヒーニー氏：

FF7リメイクでは、セフィロスがFF7本編よりもかなり早く登場します。なぜここに登場させようと思ったのですか？

北瀬佳範氏：

大きく分けて2つあります。1つ目は、オリジナルのFF7でのセフィロスの扱い方が、セフィロスを隠していたことです。

しかし、リメイク版ではそうはいきませんでした。私たちは、ストーリーの後半まで彼を登場させない方が効果的だと考えていました。

2つ目に、セフィロスはFF7のサーガの中でも特に大きな存在感を持っています。FF7リメイクシリーズの最初のゲームでは、セフィロスを登場させたいと考えていたので、物語の序盤に登場させています。

https://youtu.be/BEV1rHW6FaU

ダンカン・ヒーニー氏：

これまでにもFF7リメイクの戦闘システムの素晴らしさについてお話してきましたが、RPGファンとして、良いRPGの戦闘システムとは何だと思いますか？また、どのような要素が重要だと思いますか？

濱口直樹氏：

うーん、プレイヤーに選択肢を与える事だと思います。

それはバトルに限らず、あらゆるゲームメカニックにおいて重要なことなんですが、プレイヤーにとって本当に重要なのは、自分で決めたという気持ちと、それで成功したという感覚を得ることなんです。

プレイヤーに一つの方法しか与えていない場合、プレイヤーはプレイしているという印象を受けませんよね？言われた事をやっているだけなんです。

複数の選択肢を用意して、プレイヤーができることを複数用意することはとても重要です。そうする事で、正しい選択肢を選んだ時に、自分は賢い、上手いと感じることができるのです。

【編集後記】おれ違うゲームやってた？バトルに選択肢とかあったっけ？

＞＞FF7原作のスキマを埋めようとした事が、FF7リメイクのストーリーへの追加点のほとんどです。

うーん、ん？

フィーラーとか原作にいたっけ？

は？

(c)スクウェア・エニックス