FF7リメイク・ディレクター野村哲也氏:
FF7リメイクは、なんとなくAC(FF7アドベントチルドレン)が芯になるんですが、
ほんとにまんま人間のように作ってしまうと、FF7ぽさはなくなってしまうので、そのギリギリ。
ACの頃もギリギリでやったんですが、まあそれから10年くらい経って、今の技術のギリギリのところの、おとしどころって言うのが、今回のFF7リメイク版の(クラウドたちの)モデルかなと思います。
FF7リメイク開発「クラウドのモデルは、バレエダンサーや体操選手」 かゆみ カエル こだわり
クラウドのモデルは、バレエダンサー
FF7Rキャラクターモデリングディレクター、かぜのまさあき氏:(上の動画1:48)
クラウドとかは、バスターソードを振り回すんですけど、その振り回すイメージのまま筋肉をつけてしまうと、
すごいふくれあがった筋肉になってしまいます。
そうするとクラウドのイメージと大きくかけはなれてしまうので、ひきしまっていて、しなやかな、
クラウドのイメージにバッチリ合った、バレエダンサーの資料なんかを多く見ています。
FF7リメイクでは「かゆみ」にこだわった
FF7Rリードアニメーター、ながつかひろゆき氏:
例えば、お腹がかゆいなーと思った時に、クラウドはお腹をかくか、バレットはお腹をかくよね。そういうのの積み重ねが、キャラクター性になっていくんじゃないかなと思っています。
バレットだったら、右腕についてる武器の接合部分が、きっとかゆくなったり痛くなったりするんじゃないかなと。
きっとバレットは、武器と腕の接合部分を気にして、かいたりさすったりするんじゃないかなと。
そういう動きを入れています。
クラウドは、背中にかついでる剣が重いので、きっと剣が気になって(かゆくなって)、剣の位置をずらしたりして、人間らしい動きを取り入れてます。
クラウドの動きは、体操選手をモデルにした
FF7Rカットシーンディレクター、みやけひでかず氏:(上の動画9:55)
オープニングの最後のクラウドのジャンプして着地するシーンがあるんですけど、
そこは体操選手をアクターに呼んで、撮影しています。
FF7リメイクで一番力を入れたのは、カエル
FF7Rバトルアニメーション担当、やまじひろゆき氏:(上の動画10:30)
FF7リメイクで一番力を入れたのは、カエルです。
一発目が下をびゅっと伸ばすんです。これが15m伸びるんです。これで敵をひきつけて、
2回目の攻撃がパンチなんですね、ジャンプパンチで。そのままキックするんです。
もうとにかく活き活きと動いてる。とにかく暴れてる。見たことのないような、活き活きとしたカエルとなっています。
原作ファンにオリジナルのストーリーの衝撃を味わってほしい
FF7リメイクプロデューサー、北瀬佳範氏:(上の動画16:42ごろ)
23年前の原作をプレイした人たちが、当時味わったFF7オリジナルのストーリーを体験した衝撃っていうのを、
現代のクラウドで同じような衝撃を味わってほしい。
(c)スクウェア・エニックス