FF7リメイク公式攻略本アルティマニアの開発者インタビューより
パート1: FF7リメイクは、FF7コンピレーションの第5弾です(公式攻略本より)
FF7リメイクディレクター、野村哲也氏:
FF7のコンピレーション(外伝作品)を開発した時に、ビフォアクライシス→アドベントチルドレン→ダージュオブケルベロス→クライシスコア→第5弾「FF7リメイク」
と続いたので、5作目を作りたいと思っていました。
ただプロジェクトリーダーが私1人だけで、スタッフが足りず、他の仕事(ヴェルサス13やキングダムハーツ3)が忙しかった事もあり、延期になっていました。
ー休止していたFF7コンピレーション(外伝作品)が、正式に復活したきっかけは?
FF7リメイクプロデューサー、北瀬佳範氏:
ファイナルファンタジーシリーズ25周年(2012年)の時に、橋本真司(FF13やアドベントチルドレン、キングダムハーツのプロデューサー)が、
「FF7アドベントチルドレンのグラフィックを一部修正したい」と言っていたので、北瀬、野村、橋本の3人で、FF7リメイクの打ち合わせをしました。
【FF7コンピレーション(外伝)作品のタイトルに隠された秘密】
AC:アドベントチルドレン
BC:ビフォアクライシス
CC:クライシスコア
DC:ダージュオブケルベロス
RE:FF7リメイク
野村哲也「FF7リメイク はクライシスコアの続編です」 FF7コンピレーション第5弾 考察 攻略 wiki
FF7リメイクが、ミッドガル脱出までなのは、最初から決まっていた。 pic.twitter.com/z2091c5VAa
— にゃんこマン (@mangnavi) May 6, 2020
ーFF7リメイクは、複数のパートで構成されるとの事ですが、第1部はミッドガル脱出までというのは、いつ頃決まったのですか?
野村哲也:それは開発の最初の段階で決まっていました。
ミッドガルを出るとワールドマップになるので、レベルデザインの変更が必要です。だからミッドガルにストーリーを集中すれば、その先のストーリーを分割しなくていいと感じました。
「もっとストーリーを進めてほしい」「リメイクは1本にまとめてほしい」というユーザーの意見は、
FF7リメイクのクオリティを考えれば、皆さんにも理解して頂けると思います。
北瀬佳範:リメイクは1回で完結できませんので、第1弾の舞台はミッドガルという事で、「FF7リメイクプロジェクト」がスタートしました。
ー野島一成氏は、シナリオにどの程度関わっていますか?
FF7リメイクストーリー&シナリオ担当、野島一成氏:
書くことに没頭する事が多いですね。だからシナリオが完成する頃には、最初に書いた原稿になんて書いたのか、分からなくなってしまうんです(笑)
北瀬:もちろん、FF7リメイク本編のストーリー展開は、野島さんが書いたシナリオ通りになる事が多いです。
ーリメイクというタイトルには2つの意味があると聞きましたが?
野村哲也:リメイクというタイトルを決めたのは私です。リメイクには、2つの意味があります。
1つ目は、FF7リマスターと誤解されたくなかった。
2つ目は、今は答えられません(笑)数年後にまた聞いて下さい。
ーFF7リメイクのストーリーは、FF7原作のストーリーのままだと思っていたのに、大きな変更があってびっくりしました。
野村哲也:そうなんですか?(笑)
野島一成:「次は何が起こるの?」って思ったでしょうね。
野村哲也:野島一成にシナリオを依頼した時に、「もしFF7リメイクを作るなら、このやり方でやろう」と、自分の考えを伝えました。
その段階で、単なる「リメイク」ではないものにしようと考えていました。
例えば、FF7リメイクのバトルはリアルタイムになっています。
ストーリーも基本的なFF7ではなく、新しいストーリーになっています。そういうストーリーを私は作りたかったんです。
野島一成:私としては、FF7のストーリーの根幹はクラウドなんだけど、「FF7コンピレーション」(クライシスコア、アドベントチルドレン、ビフォアクライシス、ダージュオブケルベロス)の作品が、年々増えてきたので、それらをまとめた「FF7リメイク」を作りたいと思っていました。
その想いの結果が、FF7リメイクのストーリーに表現されています。
ソース: FF7リメイク公式攻略本アルティマニアの開発者インタビューより(英語)
パート7「何部作になるか分からない。続編は2年以上先になる」
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