最近流行りの「第五人格」や「デッドバイデイライト」のようなゲームだと思っていた。
プレデター側と人間側に分かれて鬼ごっこをする。
しかし実際にプレイしてみると違った。
人間側は4人、プレデター側は1人とCPU兵士多数。
人間(ファイアチーム)側は、CPU兵士と戦いながらターゲットをたおして、金庫を開けて、脱出する。
プレデター側は、人間側をたおすだけ。
つまり人間(ファイアチーム)側は、プレデターに襲われるだけでなく、多数のCPU兵士と戦いながらステージミッションをクリアしなければならない。
PS4版 プレデター・ハンティンググラウンズ をプレイした評価、レビュー
【プレイ動画】グラフィック、操作性はすばらしい
PS4版プレデターのグラフィックは、最新PCゲーム並の美しさだ。特に、FOV(視野角)が設定できるのは、家庭用ゲームでは珍しい。グラフィックに、相当力を入れている事が分かる。
操作性もよく、ストレスなくキャラクターを動かせる。プレデターは木から木へと飛び移れるが、引っかかることなく、快適に操作できる。操作が難しくてゲームオーバーになったという「理不尽」さは感じなかった。
マルチプレイ(オンライン対戦)だけの強気なゲームモード
プレデター・ハンティンググラウンズは、「マルチプレイ」(オンライン対戦)のみという強気なゲームになっている。
ストーリーモードとかはなく、対戦モードしかない。1人でのんびりプレイするモードはない。
人間(ファイアチーム)側で練習したい時は、オンライン対戦で戦いながらおぼえるしかない(プレデターの操作はチュートリアルがある)。
このように完全にマルチプレイ対戦に特化したゲームになっている。
全然マッチングしない
日曜日の午後にプレイしたのだが、待てど暮らせど、全然マッチングしない。
5分待ってようやく2人集まった。
このゲーム、人間側4人、プレデター側1人の合計5人いないと、まともな試合にならない。
通常、プレイヤーが集まらない場合は、bot(CPU)がプレイヤーの代わりに入るなど、工夫されているのだが、プレデターにはそういうのはなかった。
その次にまたマッチングを待っていたが、今度は10分以上マッチングしなかった。
これは無理かなぁと思った。
「日曜日なので1日中プレデターをやって、攻略記事を上げよう!」と意気込んでいたのに、そもそもマッチングしなくて、過疎ってて、プレイすらできない。
これでは、いくらグラフィックが美しくても、評価できない。
グラフィック担当やモーション担当など、開発チームは優秀だと思うが、企画がダメだと思う。
eスポーツは時代に逆行している
ソニー(PS4)は、いいかげんeスポーツのために、「マルチプレイ専用ゲーム」を作るのはやめたらどうか。
スマホゲームやDMMゲームでは、いつでも気楽にできる「放置ゲー」が流行ってるこの時代に、
有線接続、エイム力、反射神経、強いフレンドなど、ゲームガチ勢でしかプレイできない「マルチプレイ専用」、eスポーツ向けのゲームを作ってるのは、ソニーだけだ。
スマホやDMMゲームでは、「対戦モード」を入れると、初心者が入りづらくなって「サ終」(サービス終了)になるゲームが多い。
せっかくグラフィックや操作性がよくて、これほど優秀な開発スタッフ、環境がそろっているのに、マルチプレイ専用ゲームのせいで、
「ハードル」が上がっている。人がいなくなれば、プレイすらできない。
なぜこんな事が分からないのか。
おっさんや子供が、映画「プレデター」を見て、プレデターになりきって"俺つええ"して遊ぶ。人間側になってプレデターから逃げる。それだけで楽しいのでは?
なぜマルチプレイ専用ゲームにする必要がある?
気楽に、自分のペースで遊ばせてほしい。ゲームは一部のガチゲーマーだけのためにあるのではない。いろんな遊び方があるはずだ。
モンスターハンターもそのへんを配慮して、オフラインでも遊べるようにしていた。だからあれだけ多くの人に受け入れられたのだ。
つまり自分の価値観(eスポーツ)を、人に押しつけてはいけない。
(c)イルフォニック