2022年9/2。日本のサイト『Pixiv』の中華パクリサイト『VPixiv』が話題になっている。
VPixivは、Pixivのサイトを丸ごとコピーしたサイトで、無料で無断転載していた。この手のサイトは、VPixivだけでなく多数存在する。
日本人クリエイターたちは、VPixivの無断転載に対する対抗策として、記事中や目につくところに中国国内で言ってはいけない言葉を書いたところ、効果があったと報告した。
VPixiv の代わりサイト多数存在したwww
この記事3行でまとめ
※長くなったので、この記事を3行でまとめました。一番大事な事は、記事の一番下に書いてあります。
-動画・画像・文章中に「天安門事件」と書くのは、中国人による無断転載対策として効果がある
-作品中に堂々と「天安門!天安門」と書くと、【政治的】な作品と見られる可能性があるので、動画・画像の背景などにこっそり
「勿忘六四」(中国語で「天安門事件を忘れるな」)「解救維吾爾」(中国語で「ウイグルを救おう」)などと中国語で書く事で、中国人以外には読めず、日本人や外人には分からない
-作品の冒頭で「中国の無断転載対策として、背景に『勿忘六四』などと書いてあります。ご理解下さい」などとフォローして、中国の一般人に理解を求める
-ブログやPixivなら見えない文字色やめっちゃ小さい文字、ソースコードに「天安門事件」と書いて、金盾(中国の検閲ソフト)に弾かせるw
天安門事件と書いたところ、VPixivの無断転載が止まった?
例えば、「天安門事件」「台湾独立」などと中国で禁止されている単語を書くと、ページが見れなくなったと報告があった。
これは本当なの?
https://bunshun.jp/articles/-/15026?page=5
中国によるパクリは今に始まった事ではなく、3年前の2019年に同じ対策をして『週刊文春』でニュースになった事があった。
週刊文春の中国専門のライターによると、画像や文章中に「天安門事件」など中国本土で禁止されているタブーワードを入れる事は、
無断転載対策に一定の効果があるとしている。
私が追跡調査したところ、『週刊文春』で話題になっている同人作家は、最新作では「天安門事件」などとイラストに描くなどの露骨な無断転載対策はしておらず、
VPixivのような無断コピーサイトに最新作までアップロードされていた。
VPixiv よりやばいサイト
-無断コピーサイトA(VPixivより大手。Pixivも全部ある):最新作までアップロードされていた(一部抜けあり。理由は不明)
-エロ同人系サイトB(日本でも有名。検索上位):2021年までしかアップされていなかった(同人誌ではなく、Pixiv投稿に移行したため?)
この無断コピーサイトAは、VPixiv系のやつで、サイトのデータ丸ごとコピーして表示してるサイトだ。
VPixivが話題になって一般人に知られたので、おそらく近いうちに話題になるだろう。(クリエイターにとっては、VPixiv系の大型丸ごとコピーサイトは全部つぶした方がいい)
しかしそこはPatreonやFantiaなども全部アップしてて、一度つぶれされたが復活しており、かなり手強そうw
そしてそこをつぶしても新しいコピーサイトが出てきたり、登録制の海外フォーラムに掲載されたり、中国人しか見れないbaiduコミュニティ内で取引されたり、無断転載を完全に根絶するのはほぼ不可能である。
まとめ
-VPixiv 系のサイトデータ丸ごとぶっこ抜きコピーサイトが多数存在する(氷山の一角)
-日本文化に精通し、難しい日本語の漢字などを正確に翻訳できる、技術力があって、平気でパクって無断転載してくるのは中国人が多い(そもそも中国人の人口が多く、日本漫画の需要が高い。中国人以外にも無断転載サイトを運営している外人がいる)
-画像や文章中に「天安門事件」「台湾独立」などの、中国国内でタブーとされる言葉を入れると、中国人にとってリスクとなる(中国では逮捕の可能性がある)
-実際に翻訳しているのは、日本に来てる中国人留学生グループとのこと(週刊文春の記事より)。日本国内で翻訳されてネットでバラまかれる可能性がある
-日本にいる中国人留学生が中国語翻訳して、baiduなどのフォーラムに無断アップロードして、中国語翻訳されたやつがネット上に出回る。
-もしくは今回のようにPixivサイト本体から、サイトの記事丸ごとコピーしてぶっこ抜いて無断転載する
-一見対策は難しそうだが、画像や文章中に「天安門事件」などの中国で表示できない、検閲される言葉を入れておけば、
翻訳する側は【疑心暗鬼】になり、中国系コミュニティにアップロードするのに慎重になるし(下手すれば政治犯として逮捕される)、
絵にこっそり「天安門事件」と書いたり、動画の透かしに入れたりする事で、
中国人が無断転載しづらくなる。
無断転載対策はイタチごっこ
VPixivはつぶれたが、似たようなサイトが存在する。
そこにPixiv丸ごとコピーされている。
そう書くと「つうほーつうほーしよー」と日本人は言いだすが、それでは解決しない。新しい別のサイトが出てくるだけだ。
「漫画村系のサイト失くなりましたか?」って話。今でもたくさんあるでしょ。
だから今回の「天安門事件」と作品に書いてパクってくる中国人に嫌がられる、などの対策の方が効果がある。
しかしパクってるのは中国人だけではない。ベトナム人もパクってくるし、それ以外の国だって、、、
日本語は難しいから同じ漢字を使う、日本人と感性が近い中国人が、日本の翻訳・パクリ無断転載をしやすいという土壌はあるが、
最近はベトナム人だって日本に多く来てるし、インドネシアやアメリカ・ブラジルも日本の漫画やアニメを好み、日本語ができて翻訳できる人がいる。
「天安門事件」は中国人避けにはなるが(中国本土のビジネスは完全に捨てる事になる)
その他の国には全く効果がない。
しかし一番パクってくるのは(そもそも人口が多い)、中国てのはある。
中国の無断転載対策だけのために、動画・画像や文章中に「天安門!台湾独立!」などと大量に書き込むのはどうなのか?
【編集後記】
結局、動画・画像や文章中に「天安門事件」と書くべきかどうか、結論は・・・
例えば、5chでよく「天安門事件がー」と長文が書き込まれているのを見かける。
あれは五毛?避けらしいが、何も知らない日本人から見ると、スパムや荒らしに見える。
某人気エロ動画サークルは、中国の無断転載対策として、動画中に「Free tibet」などと書いていたが、
俺が初めて見た時の感想は、「こいつ中国嫌いな日本人のネトウヨか?」って思った。
つまり中国本土の金盾と呼ばれる検閲(ファイヤーウォール)で表示されなくなるので、中国本土の無断転載対策にはなるが、
それ以外の国には効果がない。
中国人以外が見ると、「何でこの動画(画像・文章)は『天安門!天安門!』って言ってるの?」と思われる。
作品自体が【政治的】に見られるリスクがある。
こっそりやるのがおすすめ?
https://bunshun.jp/articles/-/15026?page=5
3年前の『週刊文春』に登場した作者は、
マンガの絵の背景に書いてある店の看板に「天安門事件」と書くなど、こっそり対策していた。
これはアリかもしれない。
一般人は、マンガの店の看板に書いてある文字までは見ていない。
しかしパクってくる中国人や、金盾(中国のネット検閲システム)には効果がある?
つまり、日本人や外人には分からない中国語の禁止ワードを、動画・マンガの背景の一部に入れておく事で、無断転載対策できて、
日本人や外人には分からないので【政治的】ともとられない。
中国人には分かるだろうから、動画・マンガの冒頭で「無断転載対策で、動画・マンガの背景中に中国本土の禁止ワードを入れています。ご理解下さい」などと書いておけば、良識ある一般の中国人は分かってくれるだろう。
おまけ
URLリンクに入れるのも面白いかも。金盾が弾いてくれそうw
https://ha-navi.com/tenanmon
https://ha-navi.com/free-taiwan
https://ha-navi.com/天安門事件
わざと日本語URL使うのもアリかな。
ページのソースコードに「天安門事件」と書いておくのも面白いか。
動画なら動画ファイル名を、tenanmonjikenにしたり、
一般人に分からないけど、金盾(中国の検閲ソフト)には引っかかるように細工しておけば効きそうw
このブログのようなWordpressサイトなら、プラグインで全記事に「天安門事件」って埋め込んだり、
見えない文字色で「天安門事件」と書くのもアリかw
動画ならサブリミナルで入れるのもアリかw金盾反応するかね?
めっちゃ小さい文字で、「勿忘六四」(中国語で「天安門事件を忘れるな」と、動画・画像中に入れるのアリかもしれない。文字が小さければ、一般人はスルーする。金盾は反応するw
そういうの検証してほしい。金盾がどこまで弾くのかを知りたい。それによって対応変わる。
(c)