2020年6/22。PS4ゲーム「ラストオブアス2」の販売会社であるソニー・インタラクティブエンターテインメントから、このサイトのラストオブアス2 の記事を消せとメールが届いた。
ソニーは、私に直接メールを送るのではなく、このサイトのレンタルサーバーである「エックスサーバー」にサイトコンテンツを削除するように圧力をかけた。
そのメール全文を前回の記事で紹介したので、今回は私がエックスーサーバーに返信したメールの内容を公開する。
(ソニーからエックスサーバー経由で、私に届いたメールの一部。全文はこちら)
エックスサーバーから著作権侵害で、サイトを全凍結するというメールがきたwww
私がエックスサーバーに返信したメールの内容全文
お忙しい中、ご対応して頂き、ありがとうございます。
ご連絡頂きました、ソニー・インタラクティブエンターテインメント・ヨーロッパの代理会社Muso TNT Ltd(英国)の、DMCA(著作権侵害)についての、
エックスサーバー様からのお問い合わせ内容について、返答をさせて頂きます。
まず、ソニー・インタラクティブエンターテインメント様がDMCA(著作権侵害)だと主張しておられる2枚の画像は、
ネット上に公開しておりません。私がエックスサーバー様に借りているサーバー内に、個人的に保存してある画像です。
— にゃんこマン (@mangnavi) June 22, 2020
(ソニーがDMCAでサイトを削除する根拠とした画像2枚。明らかにネタ画像。ネット上にいくらでもある)
Location of INFRINGING WORKS: 2 links
https://ha-navi.com/wp-content/uploads/2020/05/2020-05-02-03_08_19-640x361.jpg
https://ha-navi.com/wp-content/uploads/2020/05/i020608099015874911209-227x480.jpg
上記の2枚の画像のURLが、ソニー・インタラクティブエンターテインメント様がDMCA(著作権侵害)だと主張している内容ですが、
「DMCAだとする"該当の記事のURLが記載されていない"」事が何よりの証明です。
ソニー株式会社様が、DMCAだと主張している画像は、"一般に公開しておりません"。
つまりDMCA(著作権侵害)にあたる行為は、一切ありませんでした。
今回ソニー様が主張している、これらの2枚のゲーム内画像(スクリーンショット。ネット上の掲示板で拾ったもの)は、私が個人的にサーバーに保存していたもので、一般公開はしておらず、通常アクセスできない状態でした。
なので、ソニー株式会社様は、DMCAとして"記事のURLを記載せず"に、"画像のURLリンクだけ"を送ってきているのです。
消した記事にあった画像です。
その時にエックスサーバー様でもご確認なさって、記事と画像の削除を確認していただいたはずです(ちゃんと全部消してるか、エックスサーバーの担当者から2回メールのやり取りがあった)。
その非公開にした記事に使用していた、2枚の画像を、今回ソニー株式会社様は、DMCA(著作権侵害)だと主張しているのですが、
非公開にしている記事に使用してある画像を、どうやってソニー株式会社様は、確認したのか。そこに違法行為はなかったのか。ソニーに問い合わせ中です。
さらに、ソニーは「管理人と連絡が取れなかったから、エックスサーバー様に削除するように通知した」と主張していますが、
ソニーがDMCAを主張している私のサイト「ha-navi.com」には、
コメント欄、お問い合わせ、私のYOUTUBEチャンネル、顔出し、実名まで公開しております。
しかし、「今まで一度たりとも、ソニー・インタラクティブエンターテインメントや、その関連会社であるMuso TNT Ltdから、メールがきた事はありません。」
つまりソニー株式会社は、エックスサーバー株式会社様に、「虚偽報告」をしている事になります。これは「偽計業務妨害罪」にあたります。
しかも今回で2回目です。
まとめ
(エックスサーバーからきたメール)
しかしエックスサーバー様は、ソニー・インタラクティブエンターテインメントの著作権管理団体である株式会社Muso TNT Ltd から来た通知を、
顧客である私に通知して、「一週間以内に返事がなかった場合、サイトを全凍結する」と言っただけであり、
もともとの当事者は、私と著作権侵害を主張しているソニー・インタラクティブエンターテインメント社となります。
エックスサーバー様に、ソニー株式会社様が通知した内容は、「不正アクセス禁止法違反」の疑いがあり(公開していない個人的に保存してある画像を、著作権侵害だと主張している)、
「虚偽報告」で「偽計業務妨害罪」(ソニーは連絡を取ろうとしていなかった。つまりメール内容の根本が嘘の説明)ですが、
エックスサーバー様の今後のご発展を考えて、「公開していないレンタルサーバー内に"個人的に保存してある画像"」を、2枚削除致しました。
これが何の法律に違反しているのか、私が画像を消す理由は、まったく不明ですが、
エックスサーバー様の主張する「サーバーの全凍結」などをされると、私のサイト運営業務に大幅な支障がでます。
なので、ソニー様の主張は、なんの正当性もなく、むしろ「不正アクセス禁止法違反」や「虚偽報告」である疑いが非常に強いですが、
エックスサーバー様とのこれからの事を考えて、ソニー・インタラクティブエンターテインメント株式会社の代理人Muso TNT Ltd社が、
削除するように言っている個人的にサーバー内に保存してある、通常では閲覧できない画像を、2枚削除致しました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
何かご不明な点がありましたら、ご連絡下さい。
ソニー様とは裁判をする予定なので、よろしければ、今後、ソニー・インタラクティブエンターテインメントや、関連会社のMuso TNT Ltd様から、エックスサーバー様に連絡が来た場合は、
「まず当事者同士で話し合って解決するように」促して頂ければ幸いです。
エックスサーバー様は、当事者ではなく、私の主張としては、ソニー様から「虚偽の報告」でだまされて、嘘の説明を受けており、
それで「サイトを全凍結する」というのでは、私としても納得いきません。
本来DMCA(著作権侵害)の通知は、まずサイトの管理人と連絡をとって、グーグル社に「DMCA侵害の申し立て」をするのが、常識です。
ソニー様は、ここで嘘をついており(私の主張です。裁判で私のメールを公開すれば明らかになります)、これは「虚偽報告」で、
虚偽の報告に基づいて、エックスサーバー様は「サイトの全凍結をされる」と期限を区切って、一週間という短い期間内に返答がない場合、サイトを全部消すと主張しておられます。
これはもし私の主張通り、ソニーが私に何ら連絡を取ろうとしていなかった場合、くり返しになりますが「虚偽報告」にあたり、私やエックスサーバー様の業務を妨害した「偽計業務妨害罪」という犯罪です。
このように、ソニー様とは裁判をする予定なので、今後、ソニー・インタラクティブエンターテインメントや、関連会社のMuso TNT Ltd他、
DMCAを主張する通知があった場合、
「まず当事者同士で話し合って解決するように」エックスサーバー様から促して頂ければ、エックスサーバー様が間に入る事なく、スムーズに話は進みます。
こういった問題は、まず当事者同士で話し合わないと、私としてもソニー株式会社様の主張を直接聞いていませんし、ぜひ聞きたい。
裁判絡みの案件を、エックスサーバー様が、ソニー株式会社の代理人となって話す必要はないと考えます。
サーバーにDMCAを主張して、サイトを全凍結する事について
今回ソニー様はエックスサーバー様に「DMCA」(著作権侵害)だと、通知をしてきております。
しかし通常、DMCA(著作権侵害)があった場合の手続きは、
①まずサイト管理人に問い合わせる
②グーグル社にDMCA侵害の申し立てをする
これが通常の流れです。
ソニー様はここで嘘をついており、「サイト管理人と連絡を取っておりません」。
DMCAを主張する際の、正当な手続きや努力をせず、
いきなりサイトのコンテンツを削除するように、エックスサーバー様に圧力ともとれるメールを送ってきております。
そしてエックスサーバー様から私宛てに、「一週間以内に回答しなければ、サイトを全凍結する」とメールが来ております。
ソニー様のこの主張は「著作権侵害」ではなく、私のサイト運営を妨害するための「虚偽報告」である疑いがあります。「偽計業務妨害罪」は犯罪です。
著作物などの送信を防止する処置の申出
通常のネット上のDMCA(著作権侵害)の手続きをして、それでも解決しない場合「プロバイダー責任制限法」の「著作物などの送信を防止する申出」という法律があります。
これは「著作権関係書式」(PDF)に、正式な書類として、「著作権侵害を訴える証拠書類」を用意して、サーバー会社に送る方法です。
ソニー様が、今回このように「法律に則った正式な手続き」をしてきたのなら、分かりますが、
実際は、以下の内容でした。
Location of INFRINGING WORKS: 2 links
https://ha-navi.com/wp-content/uploads/2020/05/2020-05-02-03_08_19-640x361.jpg
https://ha-navi.com/wp-content/uploads/2020/05/i020608099015874911209-227x480.jpg
たった2枚の画像。しかも公開していない画像のURLリンクを、サーバー会社に直接送って、サイトコンテンツを消すように圧力をかける。
このようなやり方は、一般常識では考えられません。
エックスサーバー様が、他の客には別の対応をしている件について
今回の件で、私としても色々調べさせて頂きました。とても業務に支障がでております。
その中に、同じようにエックスサーバー様に「著作権侵害を申し立て」たユーザーが、エックスサーバー様とやり取りしたメール内容を全文公開しておりました。
さっそく内容を拝見しました。
https://gaiayoake.com/お役立ち情報/chosaku1.html
○○様
お忙しい中ご連絡いただきまして恐れ入ります。
○○server カスタマーサポート担当 ○○と申します。
お問合せ番号 : ○svc○○035
今回のお問合せは【プロバイダ責任制限法】に基づく各請求に該当すると思われます。
しかしながら、弊社はレンタルサーバー会社という立場上、○○様からのご連絡のみでは契約者のサイトを一方的に削除する事はかないません。
つきましては、プロバイダ責任法関係ガイドライン等を参考にしていただき、書面をもって正式に請求を行っていただきたく存じます。
これは私の時と、対応がだいぶ違うなと感じました。
エックスサーバー様は「○○様からのご連絡のみでは、契約者のサイトを一方的に削除する事はかないません。
つきましては、プロバイダ責任法関係ガイドライン(著作物などの送信を防止する申出)の書面をもって、正式に請求を行っていただきたく存じます。」と仰っております。
【参考】エックスサーバー様が私に送ったメール
弊社では該当ドメインの運用の詳細はわかりませんため、
誠に恐れ入りますが、ソニー株式会社に関する通知に対し
どのようなご対応をいただくか、
速やかに弊社までご連絡いただけますでしょうか。
誠に勝手ながら、返答期限を設けさせていただきます。
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対応期限:2020年6月29日(月) 日本時間午前10時
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申し訳ございませんが、上記期限内にご返答いただけない場合は、やむを得ず、ご契約中のサーバーを【全凍結】することもございますので、予めご了承ください。
そもそも画像の引用は、「著作権侵害」ではない
今回2回にわたって、ソニー株式会社様から、DMCA(著作権侵害)だから記事と画像を消すように、連絡を頂きましたが、
そもそもゲーム内の画像を公開する事は、違法ではありません。
著作権法32条1項に、「著作権の引用について」明記されています。
人の作品を論評する場合、画像や文章を「引用」する事は、
それすなわち「著作権侵害」にはなりません。
「著作権侵害」なのか「引用の範囲内なのか」を判断するのは、ソニー株式会社やエックスサーバー株式会社ではありません。裁判所が判断する事です。
私はソニー・インタラクティブエンターテインメント様が発売したPS4専用ゲーム「ラストオブアス2」の論評がしたかったので、
画像を「引用」しました。
これが即座に「著作権法に違反(DMCA)」なのか、それはソニー様の主張であり、
私としては「画像の引用」だと主張します。
著作権法には違反しておりません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
(c)ノーティドッグス / ソニー・インタラクティブエンターテインメント